まずは、栃木SCに関わる全ての皆様、
残留本当におめでとうございます。
この結果が、この想いが、来季以降の栃木SCの宝となりますように。心から祈っています。
さて、
長い長い旅が、一つの大きな区切りを迎えましたね。
あの寒い冬の鳥栖市陸上競技場にやってきた、小さいけどドリブルがカッコいいお兄さん。
あの日を昨日のことのようにも思えるのに、
随分と遠くまできたものです。
サガン鳥栖の若武者が、
栃木SCのバンディエラと呼ばれるようになるまでの日々は
ここでは書ききれないほどの感動と思い出、笑顔と涙に彩られた日々でした。
途方もない自己研鑽と、素晴らしい仲間・指導者の方々との出会い、
その一つ一つが、今日この日までのあなたをかたち作ったのだ、と思います。
一つ一つの戦いに、大きな困難に、愚直に誠実に向き合い、
背負わなくてよいものまで背負って戦い抜いたその姿は、
たくさんのファン・サポーター、後輩選手たちの心に焼き付いているに違いありません。
「栃木の子供は浩二の背中を観て育つ」
あるサポーターさんが作られたこの言葉が、
あなたが栃木という街で積み上げてきた価値で、14年間の戦いの意味。
「プロとは何ぞや」という御大の言葉に対する、最上の答えだと、私は思います。
そんな日々を、見つめ続けることができて、ほんとうに幸せ。
廣瀬さん。
私は大したサポートは出来なかったけれど、
いつもいつも、あなたからたくさんのものを貰って、
その背中に学んできました。
16歳のときから14年間、
廣瀬さんみたいな、
まっすぐな人で居たいと
あんな風になりたいと。
全然なれてないけれど、
そう思える目標に出逢えたこと、本当に幸運だったと思っています。
ありがとう。
そしてこの場をお借りして、ご家族をはじめとしたお世話になった皆様。
いつもあたたかく私を迎えてくださり、本当にありがとうございました。
皆様との出会いも、この14年間の私の宝物です。
廣瀬さんがこれから、どんなキャリアを歩むのか分からないけれど、
廣瀬さんらしく、笑顔で居てくれたら嬉しいです。
どうかたくさんの幸福が、廣瀬さんのもとに降り注ぎますように。
これからも、お互い頑張りましょう。
14年間、すばらしい週末を与えてくれた廣瀬浩二というサッカー選手に心からの感謝を。
私にとって、廣瀬浩二というサッカー選手に出逢えたことは、
人生で最も幸福な出来事の一つです。