子どもと一緒に体質改善♡ゆるっと「グルテンフリー」な食生活へ! | +Sleep(プラススリープ)快眠セルフケアを学ぶ

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みなさん、こんばんは~!
Sleep 女性と子どもの眠育サロン
鶴田名緒子です。

子どもが夏休みなので、今月は「睡眠講座」のお仕事を入れずにおりました。
家でできるライター記事を書いたりして、過ごしています。

ゆっくり、がっつり息子と向き合う毎日を過ごしています。

先日、ジョコビッチ選手の本について書きました。
すごく良い本だったので、この間のロジャーズカップの試合で初めてジョコビッチ選手を観ました!
それで、ちょっと感動して、封印していた本を読みました。
グルテンフリーつながり(?)の本。

『発達障害の子どもが変わる食事』
ジュリーマシューズ 著



実はうちの子の、極端で激しすぎる偏食に、ずっとずっと長いこと悩んできました。
離乳食時代は良く食べていたのですが、自閉症がわかってから、とてつもなく食べられるものが偏ってきて、口に入るものすべてNGなんてこともあったぐらいです。

肉、魚、野菜、米、パンが食べられませんでした。
だから、よく「○○くんは、食べ物は何が好き?」と聞かれると絶句してしまったり。

用意する食事は全部拒否され続ける始末・・・。
毎日のことなので、息子の体調が心配なのと同時に、母としての自信もゼロになってしまうくらい。
ノイローゼな気分に陥ることもしょっちゅうでしたし・・・。
「偏食」て、一言ですが、それほどママを追い詰めるものだと思うんです。

だから、この本を読むのは辛くて、やろうと思っても出来なかった(食べてくれない、口に入れても喉に詰まらせてしまう。)・・・。

あまり、ここまでひどい偏食の子どもを見たことがなかったです。
NHKの「おかあさんといっしょ」で幼い子がごはんを完食するシーンは見ていて本当に辛かったです。
外食していても、他の子がモリモリ食べているのが目に入ると、無性に悲しくなりました。

発達障害のある子は、五感の敏感さや鈍麻などがあります。
息子はとにかく口の中が敏感なようで、噛むこと、嚥下もすごく下手でした。
歯磨きは今でも苦手ですし・・・。

私の過去ライター記事にその独特な「感覚」についての詳細があります。
自閉症の息子と生きる 第4回

栄養相談に行ってみても、そもそも、食事を口に入れられないので、解決することがありませんでした。
それで、喉ごしの良い、麺類を好んで食べてきたり、市販のポタージュスープなど、かなり偏っていて私自身、本当に悩んで悩んで悩みまくっていました。

そう、おとといぐらいまで・・・。
8歳なので、8年間も子どもの「食」に悩んできたんです。

保育園や小学校の給食は、みんなで食べる雰囲気が楽しく、日中の活動で自然にお腹が空くようでよく食べてくれていることが救いでした。

朝は、コーンフレークや、お気に入りのフルーツグラノーラ、市販のポタージュスープ(手作りのは一切手をつけないこだわり)、唯一私が作る卵焼きは食べてくれていました。
とにかく、これを何年も続けていました。

夕食は、用意しても食べてくれない。
「めん」とリクエストが激しくて、ラーメンや、パスタなどしか食べてくれない・・・。

今回、ジョコビッチ選手の本を読んで、やっぱり自閉症の子にとってこそ、グルテンフリーは必要なんだと改めて思いました。

というのも、最近明らかに、息子くんは小麦依存症(?)でした。

あと、とにかく目が離せないほどの多動なのですが、てんかんの治療のために多動の薬を飲むことはできないそうです。
「多動の薬が、てんかんを引き起こしてしまうんですよ。だから、命を守るためにてんかんの治療を優先します。」と先日主治医に言われたばかり・・・。

そして、この間。
子どもが大好きなファーストフードをお腹いっぱい食べた夜、原因不明で何回も嘔吐したんですが、最初てんかんが原因なのかな?と考えました。
でも、様子を観察していると、明らかにもうジャンクフードを受け付けない感じになっているのがわかって。
母として「これじゃ、本当にダメだ・・・。もう、食べられるものを食べさせるなんて言っていられない・・・!!」とショックを受けました。

多動や自閉症の状態を少しでも良くするために、「食」にフォーカスしないといけないと、夏休みになって息子と向き合う中で、ひしひしと感じました。

最近は、お米を少しずつ食べられるようになったり、肉も朝と昼なら少し食べることがありました。
デイサービスに持っていくお弁当も2日間連続完食。
以前は、持っていっても、ほとんど残してきたので・・・。

これ、一気に息子の食を変えるチャンスかも!?

そう思って、昼や夜にラーメンやパスタを作ることを一切やめました。
だいたい、もう一生分ぐらい彼は麺類を食べ尽くしたであろう・・・。
そして、朝のインスタントのポタージュやフルーツグラノーラを買い足すのをやめました。
母の反乱。
最初は、ポタージュがないと騒ぎましたが。
なきゃないで、なんとかなりました。

本を読むのと同時に、食事内容も息子が食べてくれそうな見た目、味を研究。
InstagramやPinterestの写真を見て、「なぜ、これは食欲をそそる写真なんだろう?」というのを徹底的に見比べました。

そして、夏休み、ランチにラーメンやパスタ作りをせずに、丼(どんぶり)を作ってみました。
最初、息子の反応は、「えっ?」という感じでしたが、食べ始めてくれて!

今日は、古民家カフェ風。

炊きたての雑穀米に、ちぎったレタスをひきます。
豚肉、たまねぎ、えのきをオリーブオイルで塩コショウで炒めて、酒、しょうゆ、みりんで味付けし、最後にかつお節と山椒をさっと混ぜ合わせたものをタレとのせちゃう。
で、温泉卵とさっと湯通ししたオクラを散りばめて出来上がり。
山椒って、食欲をそそるので、うなぎ以外の隠し味にわりと使っています。

スープはにんじんとしめじのコンソメスープ。

息子くん、「うひょー」って喜びながら、がっついて食べてくれたので、とても嬉しかったです。
8年目にして・・・母になれたような。長すぎる・・・。



そして。
オメガ3の油、ゲット。
亜麻仁油がなく、えごま油をとりあえず・・・。
けっこうコクがあります。
夕食のお味噌汁に、小さじ1杯入れてみました。
息子くん、美味しく食べてくれたので、心の中でガッツポーズ。



ラーメンロスが起きたときのために、こちらを準備。

こんにゃくの稲庭うどん風と、冷やしそばなんてものもありました。
あと、右はライス(米粉)ヌードルでございますよ。
焼きそばっぽくにも、スープ系でもOKな感じです。

だから、明日の2人ランチは、フォー!!



話題になっている、桃モッツアレラも息子に大好評でした。取り合い。

桃は食べやすい大きさに切り、モッツアレラチーズはちぎります。
桃とモッツアレラチーズに軽く塩コショウして、オリーブオイルと白ワインビネガーを回しかけます。
白ワインビネガー、けっこう酸味があるので、小さじ1ぐらいから様子を見て仕上げるのがいいかも。
ビネガーを入れるから、レモンはいらないかな、と私は思うんですけど・・・。
お好みで!

仕上げはレモンの皮を散らすのが定番みたいなんですけど、無農薬レモンが手に入らないのでやめました。
その代わり、アクセントにタイムを少しだけ振りかけました。

タイムって本当に最高のハーブですよ!!
なんでも料理が美味しくなってしまう。



私も昼の食パン生活はやめて、息子と一緒にグルテンフリーの美味しいご飯づくり研究にいそしみたいと思います。
私自身も、今までよりも疲れにくい体と思考力を手に入れられるような気がします。

まあ、気負わずゆるっとやっていこうと思っています。

まだ始めて息子は3日目ぐらいなんですが、少し落ち着きが見られるように。
今まで、外を走っていったら、絶対私を待たずに行方不明(迷子)になっていたんですが、今日は公園で走っていっても、途中でピタッと止まり、私を待ってくれて、また一緒に歩き出すという場面が何度もありました。
そうすると、何となく相手を思いやるというコミュニケーションも生まれ、お互いに心のゆとりができたような気がしました。
だから、今日は穏やかな日。

偏食に悩んでいるママさんも、いつかは食べてくれるようになると伝えたいです。

偏食時代は、私も口に入れられるもの、好んで食べてくれるものばっかりになったとしても、食いつないでいくだけでよし、としました。
そうしないと、育ってくれませんし・・・。仕方ないと割り切るしかなかった。

今回食べてくれるのも、一時的な現象かもしれません。
偏食に戻るかもしれないという心持ちでいます。それほど、息子の偏食は屈折しているので・・・。

睡眠以外で、やっとスタートラインです。
世の中の食べない子どもを持つママさん、自分をあまり責めないでね・・・。