こんばんは!

夜遅くですが、
またまた怒濤のブログアップをして行きたいと思います!

「The Great Gatsby In Tokyo」
無事全公演終了致しました。
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私はOpalチームのデイジー役として出演させていただきました。

Alexandrite stageプロデュースは靖国への帰還から2度目。

デイジー役をやると決まってから、
ふと、なんて大役なんだ……と、
ビビってしまった時もあったのですが、笑
もうやるしかないんだから。
と言い聞かせて、
役の番手とか、観に来てくれる人の数とか何もかも忘れて、
ただただデイジーになることだけ、考えることにしました。

前のブログにも書きましたが、
とっても実りのある稽古期間を過ごす事が出来ました。

演出の野口さんには、
女性陣を中心に引っ張って欲しい。と言われて、
でも、引っ張ってくれてる人いるし……と
遠慮していたら、もう一度言われて。笑

どうやって引っ張ったらいいか分からなかったんですが、
気がついた事があればメモして、伝えて。
っていうのを繰り返しました。

結果、私も頑張らなきゃっていう気持ちにも繋がって、
シーンでは絡まないメンバーとも繋がって、
本当に良かった!

引っ張れていたかは謎だけど、
皆と仲良くなれたし!♡笑

座組全体を引っ張ってくれた
ウチクリさんとも、千秋楽後少し話せたのですが、
"共演者が自然と観に来て欲しいと感じる物にしたい"
"誰かのせいにしたくない"
っていう言葉がすごく共感できて。

一役者として参加していても、
どれだけ前のめりに作品の事を想っていられるかと言う面で
とっても勉強になりました。

"デイジー"という役は、とても難しかったけど、
私は共感出来る部分も多かったです。

私が観た時、読んだ時には
ただの悪女だとは感じなかった。

彼女なりの葛藤や悩みがあって、
欲に負けてしまう弱さや汚さもある。

物語の結末は色々な解釈があるけど、
私は、笑顔の奥に他の感情を持って立っていました。
それが伝わっても伝わらなくてもいいのですが。

この物語が、どんな風に解釈されてもいいと思うし、
それぞれ、答えの無い想いを巡らせながら
帰ってくれたらなぁなんて思っていました。

"一人乗りの小さな船だ"っていう考えだって、
違う人もいると思う。
"なんて言われようと僕の舟は二人乗りだ"って感じる人も入れば、
"二人乗れないなら二人乗りを造る"って思う人もいるはず。

私は、身近な人も、自分自身も、
誰もが皆持ってる汚さの中で、
どれだけ解り合って共に生きて行けるか、
姿勢を正すような気持ちで、この物語と向き合いました。

デイジーとしてこの物語と携われたこと、
本当に貴重で大事な経験となりました。

共演者の皆様、
スタッフの皆様、
応援してくださった皆様、
劇場まで足を運んでくださった皆様

誠に有り難う御座いました。

次の機会でまた、お目にかかれますように。
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Opal デイジー役 堀有里(ほりゆり)