SL列車と富士山の旅 その1から続く。
千頭行きのSL急行かわね路号が家山駅に入ってきた。
線路を渡って汽車に乗り込もう。
先頭の蒸気機関車はC56 44型、昭和11年製造。76歳!

太平洋戦争中にタイ・ビルマに渡り、当地の泰緬鉄道で使われていた。
戦後の1979年に奇跡的に日本へと帰国した数奇な運命の持ち主だ。
家山駅でツアーの団体客が多数下車したため、半分程度の客車がガラガラに。

予約なしだったのに、どこでも座り放題!!
いやぁ、こんなラッキーなこともあるんだなぁ♪
客車の車内も歴史を感じさせる。
昭和16年製造のオハフ33 215型。71歳、ウチの親父と同年齢か。。
車内は木のニス塗り、電灯は白熱灯、扇風機すらもない。
デッキとの仕切戸のガラスには「三等車」の文字が。
汽笛を鳴らしてガッタンゴットンと汽車が走り出す。
車窓には大井川の流れ。
蒸気機関車が吐き出す煙が車内にも入ってきた。
トンネルに入ると、白熱電灯のほのかな明かりだけになる。
不意に昔の夜汽車の雰囲気が漂う。
今の電車とは比べものにならないほど暗い。
昔の人たちは、こんな暗い夜汽車で長旅をしていたんだなぁ。
トンネルを抜けると、車窓には茶畑が広がる。
お茶どころの静岡らしい風景だ。
もうそろそろ終点の千頭駅に到着だ。
千頭駅に到着すると、入れ違いに上りのSL列車が出発していった。
千頭駅の駅前では、赤石太鼓保存会の皆さんが見事な太鼓演奏を披露。
本当は3日に行う予定だったらしいが、悪天候のため4日になったらしい。
ゴールデンウィークなのに、観光客のために演奏してくれる心意気が嬉しい。
歩いて千頭駅の周辺を散策。
大井川と新緑が美しい。
今度来るときは、さらに上流の寸又峡まで行ってみたいなぁ。
千頭駅に戻ると、蒸気機関車が転車台で方向転換を始めた。
転車台は人力で回すんだね。。
ようやく半分まで来た。
もう少し。。
ようやく180度回った。
65トンの蒸気機関車を人力で回すのはやっぱり大変そう。
5人がかりでお疲れさまでした!
向きを変えた蒸気機関車が客車と連結される。
そろそろ帰りの汽車に乗り込もう。
おだやかな春の午後、新緑の中をゆったりと汽車は進む。
いや~、のどかな汽車の旅だなぁ。。
汽車の心地よい揺れと陽気のおかげでウトウトと眠ってしまった。
時折、汽笛の音で目が覚める。川根温泉笹間渡駅を発車。
汽笛を山間に響かせ汽車が往く。
やっぱり蒸気機関車の汽笛は旅情をかき立てるなぁ。
千頭から約1時間半で終点の新金谷駅に到着。
いやぁ、汽車の旅を堪能できた。満足満足!
新金谷駅内のカフェで、SLラテを購入。
さて、一服したところで家山駅に戻ろう。
家山駅から車に乗り換え、道の駅併設の川根温泉に到着。
この温泉は湯量と湯温に恵まれているため、すべての風呂がかけ流しだ。
お湯の色は少し白く濁っていて、なめると塩の味がする。
ここは元野球選手の落合博満氏がリハビリで訪れて有名になったらしい。
露天風呂からは、大井川の流れと鉄橋が見える。
時間が合えば、温泉の中からSL列車の通過が見られる。

あぁ、良い景色を見ながら温泉に入ってサッパリした!
山あいに日が暮れていく。明日も晴れるといいなぁ。
つづく
って、富士山期待した方、次こそ出てきますサーセンw