高校の購買に売っていたあの45円の消しゴム…

あれが、いまだに、人生で一番消しやすい消しゴムだったと思っています。昔の消しゴムなんて、消しにくいのが当たり前でしたから、あのなめらかさ、抵抗感の無い消し心地、全てが衝撃でした。購買で買ったいきさつなんて、その日消しゴムを忘れたから一番安いのをとりあえず買った、とか、実にくだらないどうでもいい理由だったんだと思います。


そんなに文具に興味なんて無かったし、多分、きちんとしたメーカーの何かだったんでしょうけど、よく銘柄を見るでもなく、「なんかこれ消しやすいわー!!すごいわー!!!!」以外の感想もなく。高校を卒業してそれっきり。


しかし、その後も、消しゴムといえば思い出すのはそればかり。なんで買いだめとかしなかったのかなあ…。なんとなく思い出すスリーブの色などから、ラビットのジャンカー???と思っていくつか手に入れてみましたが、合ってるようなちがうような。

 

今の世の中、消しやすい消しゴムばかりになりました。消えにくい消しゴムなんて、そもそも売っていません。色付き消しゴムは消えにくいだの、消えやすいといえばMONO消しゴムだのと言っていたら、確実に昭和生まれのオバチャンです。


しかし、理想の消しゴムが、自分の中で高校の購買のそれになってしまい、何で消しても「コレジャナイ」感。あの消しゴムを追い求める日々。光源氏の女性探しみたいになっちゃってます。


というわけで、数限りない消しゴムを試してきましたが、今のところ、一番近いのはコレです↓

 

わたしが信じる「現存する中で世界一消しやすい消しゴム」ですね。