タイトルのとおりです。


「やらなくてもできる」人はいなくて、

やらなくてもできるように見える人は、

「目につきにくいやり方をしている」

のだと思います。


家庭教師業として、5教科の配分に非常に頭を悩ませています。個人的には、というか、よくあるパターンだと思いますが、


英数最優先。

特に数学。理解できなくなった時点で詰む。

理社は後回し&詰め込み。

国語はコツコツ基礎作ってじわじわ待つしかない。


という戦法をとりつづけてきました。

実際に結果も出してきたと思います。


特に算数・数学は、筋道たてて取り組めば絶対に結果が出るというのがおもしろく、かけた時間と比例して結果が享受できて、費用対効果抜群なこともあり、いつでも最優先すべき教科だと認識してきました。


また「算数ができる子がかしこい」という一般的イメージから、算数ができるというのはウケが良く、算数を伸ばせば喜ばれやすいというのも手伝って、どうしても力が入ります。


最近は、多いに迷いが生じています。

算数・数学と英語は変わらず大事なのですが。

理社、本当に後回しで大丈夫なの?


社会。複雑すぎる。

理解できないのに詰め込みなんてできる?

詰め込みは焼け石に水で対応きないのでは??

だれ、社会は暗記だとか言った人。

暗記だけのヤツ、結局何もできてないじゃん。

そもそも、何も理解できないから、暗記すら無理じゃん。


理科も、理解しなきゃ何もできなくない?

たしかに、社会よりは暗記一辺倒でいけるか?て思うこともあるよ。植物の分類とか。

でもね、社会と違って、わかんなかったらゴッソリ全部落とす単元とかあるじゃん。社会、単元まるまる一つ0点とかそんなないけど、理科はそれあるじゃん。電気とか力とか全滅するヤツいるじゃん。


国語、軽視しすぎじゃない?

一番苦しめられるのって結局国語じゃないの??

国語できなくて四方八方詰んでるのに、国語に使う時間無いとか…生きてく上で一番大事なの、結局国語じゃないの???


という思いが強くなっています。


やらなくてできてるように見える人は、

同じことをやるのに人より時間がかからないか

日常がなんだかんだで学習に結びついているか

という面はありますが、全く本当にやっていない人はいません。


「やってもできない→やらない」

これは、まあ、あたりまえ。

1回やってみたけどできなかったから挫折する子、たくさんいます。1回2回の失敗にくじけない心づくりって難しい。


仕事をしていて厄介なのは

「1回だけ一念発起して、やったらできたんだけど、こんなにやらなきゃできないんだということにも初めて気づいて絶望してしまい、それならできないのを受け入れてやらないほうが得だとなって、やるやる詐欺の努力放棄」

です。これが案外多くて辛い。


さらに、1回のやったらできたという成功体験が尾を引いて、「やればできるけどやらないだけ」になってしまうのがさらに辛い。


「やればできるけどやらないだけ」

=「やらないとできないしやることができない」

ですよね。

継続する力を養うって難しい。


たまにね「もーうちのコ全然やらなくて〜オホホ」みたいな保護者いますよね。それは、もうそのままでいいと思います。つける薬とかないです。