Kさん(中2)の中学校は、夏休みにワークのような宿題があまりありません。


Rさん(高1)が通った地元の公立中学校は、


・5教科に夏休み専用のワーク

・各教科で応募作品→国語は書写と作文、理科が科学研究、美術がポスター

・各教科でレポート→音楽、保体、家庭科など


というのが定番でした。

けっこう大変だなあ~と思っていました…真顔

ワークが一番ラクそうで、応募作品がその次、レポートや研究物が一番難しそうという印象でした。


応募作品は、Rさんは苦手そうでしたが、本人なりにがんばり、主に図書券がたくさんもらえて喜んでいました。新聞のインタビュー記事や、県庁や主催者のサイトなど、メディアで今も見ることができるものもあります。


中学生は、特にコロナ前は部活動も忙しく(わが家の場合は水泳がメインでしたが)、正直なところ、応募作品や研究物をがんばってしまう(?)と夏休みほどキツそうなものはありませんでした。


…………うーん……いやいやいや…甘かったです…。


Kさんの中学校は、全員一斉の夏用ワークは少ないのですが、研究物(校内自由研究ではなく、外部に出す学術的コンテスト)が多いです。しかも、ワーク的学習は要らないという意味ではなく、自分が必要とするだけの内容をいくらやってもok♪


休み明け課題テストの設定も、学校全体で「試験日」というものはありませんが、教科により指示があります。


手を抜こうとすれば際限なく抜けるがハマると終わりがない。


何をどれだけどうやるか。

本人の裁量が大きいだけに、無気力も困るけど、壮大な計画を立てて完遂できず、途中でタイムリミットがくるのも怖い。

人間的にも大きく成長できそうです…。


去年のKさんは、一つ一つの研究物は、納得はしているけれど、大満足とまではいかなかったようでした。これまで学童時代の夏休みの研究は、科学研究しか知らなかったので、初めて知った研究物もたくさん!科学研究に加え、これまでに、

・城コン

・MATHコン

・統計コンクール

中学生になって初めて知って取り組みました。

研究物が増えて、一つ一つにもっと時間をかけたかったとも話していました。去年はいくつも賞をいただいて喜んでいましたが、同時に反省点も多々あった様子。


元来、Kさんは研究物が好きです。

何をやりたいか決めるのが早く、やり始めたらアイディアもわき、取材や観察も丁寧、考察も新鮮で、それは感心してしまうのですが、基本的に時間との壮絶な戦いが始まるので、楽しいんだか苦しいんだか…の状態になります。


本人はハイテンションの域に入ってるので良さそうですが、中学生になってPCになり、主にWordとExcelの指導をするこちらはヘトヘトです絶望去年は中学校の部活でPCを使っていたRさんも、たくさん使い方を教えてくれました。


研究の中身も中学生らしい幼さ全開に多少の不安を感じてしまいます。すごい作品は大人顔負けの作品ばかりです。しかし、本人の取り組み内容を大人が改変しないと決めているので、私も主人も、そこはきっぱり諦めます。周囲が口を出してろくなことはありません。


統計コンクールだけは手書きなので、これは本人がガンガン進められるのですが、手書きが得意な分、異様なこだわりの発揮しどころにもなってしまいます。時間がかかることにハラハラするわ、生活が振り回されるわで、私はもうぐったり…絶望絶望

(※本人はすごく楽しそうにやってます真顔…書写の自宅練習にはその間は全く手付かず。どの習い事も決まった練習だけは行きます。)


・グラフの数へのこだわり

・一つ一つのグラフのエビデンスに関するこだわり

・書くグラフをどうするかのこだわり

・書くグラフが美しいかどうかのこだわり

・レイアウトへのこだわり

・グラフ部分以外へのこだわり

……これだけこだわっているのを見てしまうと、親の方は、何かを期待というよりは、うっかりミスがあって(単位を間違うとか)、審査の俎上に乗れなかったらどうしよう、取材先にも申し訳ない!みたいな不安の方が大きいです不安県立大学や、県庁に何度も取材をしたので感謝の気持ちでいっぱいですおねがいハートキラキラ


本人は「え?賞?去年の先輩のを見たけど自分よりすごい人いっぱいいるよニコニコ?」仕上がったこと自体でもう大満足!無欲そのものポーン!


(あ…じゃあまあいいかニコニコ…………え真顔真顔?…ちょっと待ってガーン…あの戻らない時間ゲロー!!!…それに県庁にも手間とらせて…その無欲っぷり……なんだかすごいむなしいんですけど~えーん!!…)


親は本当にエゴのかたまりなので反省ですショボーンタラー本人は有意義に過ごしてるんですよね…本人なりに…ネガティブ


寮に戻ったRさんも心配してくれました。

進捗状況を電話で聞かれるたびに、Kさんは

「……しょんぼり…聞かんとって………しょんぼりしょんぼりおーっ!イラッ

とか言ってたのに、完成したら自分から

「あのねぇ~ほんわかチューリップオレンジチューリップピンクチューリップ紫聞きたい~目がハート?」

と話をふっていました。

Rさんはそういうところは優しいので、笑いをこらえていました知らんぷりタラー図書館の本をいろいろ検討してくれた主人にも大感謝爆笑キラキラ


今年は本人なりにじっくり形にできたようで良かったです…その後すぐにコロナになったんですが、完成した後でせめてもの幸いでしたニコニコアセアセ


また載せられたらと思いますニコニコ流れ星音符