Kさんは、小6の秋に四谷大塚のテキストを初めて受け取ったものの、これまでに何もしてないのに、他のみんなは、すでに履修は一通り済んで、あとは演習をしていく状態になっていました。

Kさんが、どう学習を進めていったのかを記録しておきます。

まずは算数です。

最初の最初に取り組んだのは、小学校の計算ドリルよりは複雑な四則演算をできるようにすることでした。

↓四谷大塚の計算教材(配られたのは下巻)

計算の練習と基本一行問題ができる教材です。

これまでに何もやってないのに、
基本一行問題」
なんてできるわけがありません。

非受験生にとっては、基本が基本ではないんです。知ってたけどバイバイ笑い泣き

一行問題はとばして。
まずは計算練習のみ。
ノート1冊分が終わる頃には、なんとか迷いなく計算できるようになっていました。

このテキストの計算問題を全問やると、B5の5ミリ方眼ノート3冊分くらいになります。

計算がある程度不足なくできるようになり、6年後期14回の週テストのうち3回目から、週テストもがんばれるようになりました。
(1、2回目は結果度外視です)

これまでに何もやってないので、定着度合いを確認することは大事です。
また、試験慣れもしていないので、まずは週テストを一生懸命やるところからが始まりでした。


塾から配られた算数のテキストは、計算のほかにはこの2冊です。

これらを繰り返せる限りは繰り返しました。
塾が過去問を扱ってくれるので、自宅ではテキストメインにやりこみました。

「予習シリーズ」は
LEVEL-1→LEVEL-2→基本問題→練習問題の順に難しくなります。
第3回のLEVEL-1。
有名校対策レベルなので、ほぼ小学校の教科書内容です。
幸い、Kさんはこのレベルではつまずきは見られませんでした。
(第8回以降難度が上がります。)


LEVEL-2
教科書の内容より少し難しいですが、まだまだ教科書内容をしっかりわかっていれば解ける問題が多いです。
これも、ほとんどは最初から解けました。
(第8回から難度が上がります。)


基本問題。
基礎の組み合わせなので、教科書内容が定着していれば理解できますが、慣れておかないと素早くは解けません。
(第8回から難度が上がります。)


練習問題。
有名校対策レベルとはいえ知恵を使う感じです。
練習問題は最後まで頑張っていました。
終盤では、練習問題のみをすらすら解けるか自分で確かめていました。
(これも第8回から難度が上がります。)

Kさんは主体的に学習するので、自分で解答解説を読み込んで、わかるまで考えていました。
どうしてもわからないところは印をつけておいて、積極的に質問してくれるのも助かりました。

最終的には、Kさんは予習シリーズ(有名校対策)は、全てすらすら解けるようになりました。
また、当初は難しく感じていた計算テキストの一行問題も難なくできるようになりました。

県内受験でトップ校を狙う下地をつくるには、このくらいでじゅうぶんです。



入試実戦問題集(有名校対策)は、予習シリーズより難度が高いです。
予習シリーズの学習カリキュラムに沿った問題集で、上位校をねらう受験生向けに編集されています。

このように、テーマごとに問題があります。
解決するべき課題が明確なので、これまでに受験勉強をしてこなかったKさんに、この問題集は絶大な力を発揮しました。

Kさん自身もこの問題集が大のお気に入りで、苦手単元を自ら繰り返しやっていました。
また、全ての問題を解ききることも自分の目標にしていました。

ただし、週テストAコースのレベルを効率よく得点するには、予習シリーズと計算テキスト(チャレンジ問題以外)をくりかえせばじゅうぶんだと思います。入試実践問題集は難度が高めです。

Kさんは、この問題集ばかりしたがる傾向があったので、他のテキストをちゃんとやろうねと声をかけて家庭で点検していました。

算数の配布テキストの取り組み方について書きました。
番外編は次回に続きます。