5度目の選択 | 一トローンボン吹きの肺がん対峙記

一トローンボン吹きの肺がん対峙記

初期の肺ガンが見つかって手術。その後2年半経って再発、放射線治療。7ヵ月後に副腎転移。標準治療、標準外にかかわらず最適な治療法を模索し続けるアマチュア・ジャズ・トロンボーン吹きの記録。

気がつけば前の更新は2月19日、
2ヶ月以上の放置プレイ。

鹿児島での放射線治療を終えての経過観察。
久方の無治療期間でちょっと落ち着いてしまった。
すこぶる体調の良い日々が続いていたのだが、
血液検査での数字はそうではなかった。

3月、4月とCEAの数値は上がり続けており、
4月の数値は21.4になってしまった。
実際4月に入ってからどうも右胸がツッパリ気味。
手術後の影響かとも考えたが、手術から既に5年近く。
今更その影響が強くなるとは考えにくい。

4月下旬になるとさらに鈍痛も加わってきた。
といって次回の診察予定は
5月15日に鹿児島でPET/CT検査、
18日に名古屋での診察とまだ間がある。
ゴールデンウィークに入ると診察もままならないので、
直前の28日に飛び込みで赤十字病院を受診した。

レントゲンを撮ると、右側の胸膜が厚くなっていた。
実際1月からのレントゲンを時系列でみると
少しずつ厚くなっているのが見てとれる。

主治医の見解はCEAの推移と合わせると、
胸膜部分に腫瘤ではない形で再発している可能性が高いとの意見。

さて、どうするか。
この形だから次は放射線は無理。
PET/CTを撮って確認してから考えるにしても、
もし胸膜部分に取り込みがあっても良性の場合でも
光る可能性があるのでそれ程意味を持たないと主治医。

確かに、現在症状があるので後3週間待つ意味は少なそう。
症状があまりひどくなる前に化学療法を受けることにした。
ただし、血小板が4月の検査では9.1万だったので、
プラチナ製剤等は現状では無理。

タルセバはどうかと尋ねると、
主治医も現時点ではタルセバを試すのが良いと思うとの見解。

5月8日に会議があるので9日以降で、
2週間入院して投与することに決定。
タルセバ投与前にはCTで現状をしっかり確認してもらうつもり。
また血液検査もする予定だが、
もし血小板が10万を超えていても、
今回はタルセバで行こうと思う。

鹿児島の検査はキャンセルしたが、
その際UASオンコロジーセンターの植松先生も
タルセバなら試しも良いと思うとおっしゃっていた。
また日を空けてPET/CTを受けに行くことにした。