地下鉄の改札口で落ち合って、握手して、中華料理屋で昼飯を食べた。


青い顔をした若者を見て、「就職して、なれない職場で悪戦苦闘しているな」と感じた。


ベラベラと父親である私が喋って、息子が聞き役という、あまり感心しないスタイルになったが、彼は気にしていない風で、むしろ、それを楽しんでいるようであった。


結婚にいたるまでのお母さんとのラブロマンス、息子が生れたときのこと、五反田時代、川越時代、そして離婚に至った経過を語った。


息子はそのことを知りたかったようだ。


「アラジン」でお茶を飲み、私の事務所を見せた。


夕方、再び落ち合って、一緒に「居酒屋」で焼酎を飲むことになった。