「シアトル敬老ホーム」の理事のお一人に、木村光子さんという方がいる。

私の母の従兄弟、木村範明さんと結婚して、現在、娘と孫と一緒にシアトルに住んでいる。


範明さんが亡くなられて20数年になるだろうか・・・・。

光子さんは、夫の遺志を守って「シアトル敬老ホーム」運営のために尽力されてきた。

「シアトル敬老ホーム」は、もともと日系一世のために設立された老人ホームである。


先般、来日されたときに電話で長話をしたが、「死んだら、範明さんのお骨と一緒に、京都の菩提寺に埋葬してもらうことにしている」と語られ、木村家の「家紋」を尋ねられた。


光子さんにとって、一番心が休まるのは、両親はじめ先祖の眠る、日本の「菩提寺」なのであろう。