65歳になった。
羽田空港と鹿児島空港を往復して、そろそろ1年になる。
飛行機は、伊豆半島、紀伊半島、室戸岬、足摺岬の上空をとおって九州に入るが、天気の良い日に下を見ると、山間をくねくねと流れる川を俯瞰することができる。
川の流れは高い山にぶつかりながら、その度に進路を変えて、流れを止めることなく延々として海に流れ注いでいる。
「川の流れと人生は決して真っ直ぐではない。紆余曲折があってあたりまえである。」
という言葉が、フト頭に浮かんだ。
それは、川の流れと自分の今までの生き様を重ね合わせ、自分自身をなぐさめ、言い聞かせているのかもしれない。
「悠々自適」と題して、日々の生活で生起する「身辺雑感」を書き記していきたい。