学科試験の対策は試験の1ヶ月半前からにしようと決めていた。


暗記が苦手なので、長い間覚えていられないし、当時、とにかく仕事が忙しくて、試験勉強と集中して両立させられるのは、体力的に1ヶ月半がギリだなと思った。

2ヶ月は持たない(笑)


幸い、講義用に各先生が作成したパワポをホッチキスで留めただけという、超簡素化されたスクールのテキストが功を奏していた(笑)

あまり作り込まれたテキストではなかったので、講義内容を聴きながら、自分の頭でまとめてメモしていく、という受講スタイルが自分に合っていたらしい。


おかげで、基礎知識は割としっかり構築できていたので、なんとかなるだろ、と思った。


それで、試験の1ヶ月半前。


キャリコンの学科試験は、

100点満点中70点取れればクリアできるので、最初から100点目指そうとは思わなかった。

確実に70点取れるように勉強しようと思った。


そこで私がやったのが、

過去問をもちろん解くんだけど、

年毎ではなくて、

分野ごとにまとめて数年分を解く、

ということ。


学科試験で比重が大きいのは、

  • キャリアに関する理論
  • カウンセリングに関する理論

の2つ。


ここを完璧にするだけで、学科試験の配点をかなりカバーできるし、逆にここが出来なきゃ合格点に達するのは難しい。


なので、この分野だけを「みん合」から拾ってきて、体力のあるうちに遡れる分の過去問、全てをやった。


そして、やった過去問の全てに対して、

4択のうち、

「何故この答なのか」よりも、

「何故この答ではないのか」を完璧に説明できるよう、何度も繰り返した。


これをやると、単なる暗記ではなくて理屈で内容を理解できるので、見たことのない問題が出てきても応用力で答えが導き出せたりするのです。


そして、

理論で大体満点が取れるようになったころ、

  • キャリアコンサルティン グを行うために必要な技能
  • 相談過程において必要な技能

を、同じやり方で遡れるだけやった。


これらの分野は時勢によって方向性が変わったりせず、割と普遍的な内容なので、どれだけ過去に遡ろうとも参考になると考えたのです。


しかしその一方で、

  • 労働市場の知識

に関しては、2年分くらいしかやらなかった。


この分野は時勢的な要素が強いので、あまり昔の問題をやっても意味がないかな、と思っていた。

社会情勢が変わったりしたら、出題傾向も変わってしまうし、そもそもが私の苦手分野だったので(笑)あまり手をつけなかった。


直前に、厚労省が出している「厚生労働白書」の概要版を読んで、現代の傾向や特徴を頭に入れたくらい。


他の分野の勉強が順調に進んでいたこともあって、この分野は諦めモードでした。

100点取ろうとしない姿勢がフルに活かされた(笑)


結果的に、一発合格できたのですよ。

あぁ、よかった。



ちなみに、この勉強法でちょっと後悔してることがあります。

それは、直前のお試し用に試験問題を1回分残しておかなかったこと。


試験直前、ちゃんと合格ラインの70点取れるのかを確認したかったけど、理論分野はほとんど手をつけてしまったので、真っ新な上達で受けられる問題がなかった。


なので、過去問1回分は手をつけずに残しておくべきだと思った。


代替えとして、だいたい同じ出題傾向であると言うキャリコン技能士2級の最新の過去問をやってみたけど、見事に70点ちょうどだった(笑)

それが試験前日のこと(笑)


まぁ、ひとまずは合格ラインなんだからいいでしょ、と自分を納得させて、その日は寝ました。



まとめとして、


試験勉強に多くの時間を費やせるなら、もっと適したやり方があるのだろうけど、多くの人が仕事しながら受験すると思う。


だから、自分に合った効率的な方法を見つけて、集中して勉強できる時間を逆算して、無駄なく無理なく勉強することが、学科合格の鍵になるのではないかな。。。。


大切なのは、

仕事しながら完璧な勉強をしようとすると、心が折れそうになるので100点は目指さなくていい、

だけど、ちゃんと効率的に取り組んで70点は確実に取ること、ですかね。


今思えば試験勉強に打ち込んだ日々は充実してたし、懐かしいけど、もう一度やれと言われたら、もう絶対にやりたくないです(笑)



次回は、実技試験対策について書いていこうと思います。

これは本当に大変でした(笑)

本当に本当に大変で、大変でした(笑)