累計275万部のベストセラーで、ドラマ化もされた人気ミステリー「謎解きはディナーのあとで」が初めて舞台化されることが15日、分かった。歌手のDAIGO(34)が毒舌の執事・影山を、人気モデルの西山茉希(26)がお嬢様刑事・麗子、ウエンツ瑛士(26)が麗子の上司、風祭刑事を演じる。演出は劇団「拙者ムニエル」主宰の俳優・村上大樹(38)が務めるが、どんな作品に仕上がるか注目だ。
「お嬢様はアホでいらっしゃいますか?」などのセリフでおなじみの人気ミステリーが、初めて舞台化されることになった。
昨年の「本屋大賞」に選ばれた東川篤哉さん原作の小説は、1~2巻の累計が275万部を売り上げたベストセラー。昨年10月期には嵐の櫻井翔(30)、北川景子(25)、椎名桔平(47)のキャストによりフジテレビ系でドラマ化され、最高視聴率18・1%を記録している。
今回の舞台化はドラマ化より前に決定していたという。脚本、演出を担当する村上は「魅力的なキャラクター、ユーモアに満ちたセリフやストーリー、意外性のあるトリック。それらすべてがエンターテインメント性が高く演劇的で、ショーアップした舞台にしたいと考えました」と語っている。
ドラマで櫻井が演じた執事役のDAIGOは「本やドラマで見ていたので、まさか自分がやることになるなんて光栄です! 来ていただける皆様の執事として精いっぱい、仕えさせていただきます」。独特の空気感があるDAIGOだが、起用理由について村上は「影山のミステリアスな雰囲気や、丁寧な口調でさらりと毒舌を吐くギャップのある面白さを、自分のものにして演じてくれると思いました」と説明する。
また、ヒロインの令嬢刑事を演じる西山は今回が初舞台となる。「緊張と不安しかありませんが、周りの方からご指導を受けながら一生懸命やりたい。ウエンツさんに怒られないように頑張ります」。そのウエンツは「テンポが非常に大事な舞台になると思うので、目の前にいるお客さんと謎を共有しながら一緒に解決していきたい」と語っている。
公演は8月31日から9月9日まで東京・天王洲の銀河劇場で行われる。
◆本屋大賞 一般の文学賞とは異なり、作家、文学者が選考に加わらず、新刊を扱う書店店員の投票によってノミネート、受賞作品が決まる。「全国初店員が選んだいちばん!売りたい本」がキャッチコピーで2004年に設立。第1回の大賞受賞作は「博士の愛した数式」(小川洋子)。今年(4月12日発表)は「舟を編む」(三浦しをん)が大賞作となった。
◆謎解きはディナーのあとで 東京・国立市を舞台に、世界的大企業の令嬢であり、新人刑事の麗子と、難解な事件に遭遇するたび、概要を聞いただけで事件を推理、解決に導いていく彼女の執事・影山を中心とした物語。影山は執事でありながら麗子に対して暴言を吐いたり、麗子と上司・風祭とのユーモアを交えたやり取りが人気となっている。
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