東アジアの緊張状態が、

 

一段と高まってきましたね。

 

 

北朝鮮による水爆実験や、

 

度重なるミサイル発射などによる挑発行為、

 

ついには核で日本列島を沈めるという

 

声明まで出してきました。

 

 

国連の警告や制裁も無視し、

 

このまま行き着くところまで

 

行ってしまうのでしょうか。

 

 

世界的規模の大問題であり、

 

強い集合意識が働いていますので、

 

正確に予測できるかは正直疑問ですが、

 

一つの試みとして、

 

五行易で占断してみました。

 

 

天山遯 (てんざんとん)という卦が出ました。

 

 

 

6か国の爻への割り当て

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は六親の左に、


国名を示す文字を加えておきました。


初爻がロシア、二爻が日本、

三爻が韓国、四爻がアメリカ、

五爻が北朝鮮、六爻が中国です。


まずは世爻を日本、

応爻を北朝鮮としました。


日本と足並みをそろえているアメリカは、

同じ午火の四爻。


同じ朝鮮半島である韓国は、

 

三爻の申金。


北朝鮮の原神である二つの戌土は、

それぞれ中国とロシアです。


日米の鍵を握る中国は、

火の墓庫である六爻の戌土。


ロシアは初爻です。


子水が隠れ、

なおかつ水の墓庫でもあります。


北朝鮮への原油輸出の

大半を占めるのは中国ですが、

原油不足で苦しくなっている現状、

ロシアから隠れルートで

輸入しているとのニュースが

先日ありましたので、

それを示しているのかと思います。


これで東アジア情勢の主要6か国が、

卦に割り当てられました。


日辰の巳は、

日米と同じ火の五行であり、

北朝鮮と剋合しているので、

国連安保理かと思われます。

 

 

 

 

 

卦における各国の分析

 

 

まず北朝鮮の状態から分析してみましょう。

 

 

五爻の申金が、

 

月建から生を受けています。

 

 

九月に入って北朝鮮の動きが

 

活発化してきたので、

 

現状と合っています。

 

 

日辰に剋合していて、

 

制裁などで弱められ、

 

五行の力としてはそれ程強くありません。

 

 

合されるというのは、

 

身動きが取れないということでもあります。

 

 

白虎も臨んでいますし、

 

今のところは挑発行為を続けて、

 

例によって有利な条件で

 

交渉を進めようとしているのでしょう。

 

 

日辰は官鬼なので、

 

問題や悩みを抱えてもいます。

 

 

二爻の官鬼、つまり日本に、

 

空亡の妻財が隠されています。

 

 

これが表すのはおそらく、

 

日米をはじめとする諸国に、

 

制裁や国際的な締め付けによって、

 

財源や物資の供給を

 

止められていることだと思います。

 

 

北朝鮮の兵士がやせ細って、

 

弱体化しているとの

 

記事が出ていましたね。

 

 

申金は妻財を剋していますし、

 

寅木は申金の絶となっているので、

 

食料や物資が足りていません。

 

 

何より国民が、

 

相当苦しい生活を

 

強いられていることと思います。

 


ただ五爻にあるということは、

 

この情勢における主導権を、

 

今は北朝鮮が握っているということです。

 

 

日米である午火は原神が弱く、

 

ペースをつかむための一手が

 

なかなか打てません。

 

 

これに深く関係しているのは、

 

やはり中国です。

 

 

六爻の戌土は火の墓庫となり、

 

午火を制御しつつ、

 

申金を生じています。

 

 

日米にとっては、

 

これが最も厄介です。

 

 

来年は戌の年となり、

 

中国の動きに焦点が当たるでしょう。

 

 

三爻の韓国は、

 

がんじがらめの状態です。

 

 

二爻と四爻の日米に挟まれて剋され、

 

国連に縛られ、

 

どちらにもいい顔をしたい、

 

というところでしょうか。

 

 

勾陳が臨み、

 

いよいよ身動きが取れない状態です。

 

 

初爻のロシアは立場を変えず、

 

北朝鮮寄りですが、

 

中国ほどの妨げにはなっていません。

 

 

 

これからの東アジア情勢の動向

 

 

この卦で意外だったのは、

 

発動爻が一つもないことです。


特徴と言えば、空と合くらいです。


暗動爻もないので、

にらみ合いが続くということでしょうか。


動きがないということは、

戦争もないということです。


ですが懸念材料としては、

 

12月になると墓庫が沖されて

 

午火が自由になり、

 

申金を剋すことです。

 

 

これが北朝鮮への

 

軍事的攻撃になってしまうのか、

 

はたまたさらなる追加制裁なのか。

 

 

五行バランスを見ると、

 

剋されているのは、

 

日米、北朝鮮と韓国です。

 

 

もし北朝鮮が動けば、

 

日米の原神の空亡が解けて、

 

応戦するという構図になり、

 

韓国にも確実に飛び火します。

 

 

中国とロシアへの直接的な災いは、

 

卦中からは読み取れません。

 

 

日米にとって問題があるとすれば、

 

隠れている原神が、

 

空亡で月建から

 

剋されていることでしょうか。

 

 

来年には大きな変化が

 

起こりそうです。

 

 

2018年は戌の年であり、

 

情勢の鍵を握る中国に焦点が当たります。

 

 

その流れにおいて、

 

2月は特に大きな

 

動きがある可能性が高いです。

 

 

寅木の空亡が終わり、

 

申金が沖されて合が解かれます。

 

 

つまり日米、

 

そして北朝鮮と韓国が

 

活発化するときなのです。

 

 

4月には墓庫の戌土が沖されて、

 

中国が協力的になり、

 

日米がさらに自由になるととれますが、

 

果たしてどうなっていくでしょうか。

 

 

いずれにしても、

 

来年の春先に変化の兆しはありそうです。

 

 

本日は午の日であり、

 

午火である日本が主導で、

 

日本時間の未明から国連安保理の

 

緊急会合が開催されています。

 

 

午火は北朝鮮を剋しますので、

 

さらなる制裁強化が

 

決議されることと思います。

 

 

この記事を書いているのは、

 

17年9月16日の夕刻です。

 

 

今後の動向を見守っていきます。

 

 

 

 

Fortune Therapy         湊 夕季

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