僕たち人間の意識は、

 

常に刺激を求めます。

 

 

特徴のあるもの、

 

心を刺激するようなものに

 

意識が向くのが自然です。

 

 

これを職業目線で考えると、

 

わかりやすいのは芸能人や

 

スポーツ選手、職人、起業家、

 

芸術家などでしょうか。

 

 

芸能人やスポーツ選手は、

 

連日メディアに登場して、

 

常に国民の注目を集める存在です。

 

 

有名な職人や芸術家などは、

 

その創りだす作品が注目されます。

 

 

たとえ無名で認知度が低くても、

 

していること自体がわかりやすいのです。

 

 

でも、注目を浴びやすい、

 

目立つ存在ばかりではありません。

 

 

彼らをサポートする仕事や、

 

裏方に徹する人たちの方が、

 

むしろ多いでしょう。

 

 

そのような人たちは、

 

いい仕事をしても、

 

なかなか評価されにくいです。

 

 

人は意識の外にあることを、

 

ついつい「当たり前」

 

と思ってしまいますからね。

 

 

多くの人たちの見えにくい努力の結果、

 

僕たちは便利で快適な

 

仕事や生活ができるわけです。

 

 

 

「なにもない」ことの価値

 

 

見えにくい、わかりにくいといっても、

 

価値がないわけではありません。

 

 

むしろ、誰にも気づかれないけど、

 

人のためを想ってマニュアル以外に

 

ひと手間を加えられるような人は、

 

本当に尊敬に値する存在です。

 

 

交通誘導の人は、

 

工事中に事故が起こらないように、

 

交通をスムーズにするために

 

働いています。

 

 

「何も起こらないこと」が仕事の成果であり、

 

評価されることはないそうです。

 

 

著名人のように、

 

そこにいるだけで

 

賞賛を浴びる人もいるのに、

 

何も起きなくて当たり前で、

 

問題が起これば責任を問われます。

 

 

理不尽な感は否めません。

 

 

それでも、誇りを持って

 

仕事をしている人はいます。

 

 

外からの評価は関係なく、

 

自分自身で納得できているからです。

 

 

「なにもない」ことで、

 

たくさんの人の役に立っています。

 

 

 

適切な場所にいるだろうか

 

 

職業に貴賤はなく、

 

人の役に立つことが「仕事」です。

 

 

見えない存在であっても、

 

人の役に立てているなら誇りを持てます。

 

 

役に立てていない、

 

もっと違うやり方で役に立ちたいと思うなら、

 

転職という道もあります。

 

 

その仕事に誇りを持てているか、

 

能力をじゅうぶんに活かせているか、

 

働いていて喜びを感じられるか。

 

 

あまりにもそこから遠い

 

働き方をしているのであれば、

 

違う道を考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

報われないのであれば、

 

報われる道に進んでみるのも、

 

一つの手です。

 

 

 

Fortune Therapy     湊 夕季

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