特に目的がなくても、
一日の初めに卦を
立ててみることがあります。
心に思っていることが
出てくることもありますし、
起こる出来事を事前に
示してくれることもあります。
この日は、
漠然と卦を立ててみました。
地水師と山水蒙という卦が出ました。
この卦を見て、
出先で急いでいて、
12時前後に証書の類を紛失するかも
しれないと思いました。
でも実際は、
自宅にてパソコンで文章を打っていたとき、
オーバーヒートでシャットダウン
してしまったのです(笑)
以下、詳細分析です。
父母爻の酉金独発となっています。
世爻が空亡となっていますが、
月建と同じで、日に沖されて、
実空沖空により空亡が解かれます。
さらに日沖により暗動となりました。
独発と暗動なので、
何かはっきりとした情報があります。
父母と朱雀の組み合わせは、
文書や証書、学問などの意味が強いです。
それが暗動に剋され、
絶に変わるとなると、
父母が意味することに
問題が起こるということですね。
暗動は世爻なので、
自分が直接的にそれを引き起こします。
絶は消える、途絶えるを意味しますので、
証書の類をなくしてしまうのではと思いました。
でも絶は寅木で原神ですし、
大事にはならなそうです。
世爻が午火で、
午の刻に起こるのが普通です。
でもその日は外出しておらず、
家にいれば何もなくすことは
ないだろうと思っていました。
パソコンで文章をつくっていて、
午の刻が来たときに、
突然パソコンが
シャットダウンしてしまいました。
その日は室温が高く、
オーバーヒートが原因です。
ここで、僕は卦の意味を理解しました。
証書関係の紛失ではなく、
パソコンの問題だったのです。
妻財はパソコンと捉えられます。
父母はファイルやブラウザなどです。
父母と朱雀で、
文章を打っていたことも表しています。
朱雀には、熱という意味もあります。
妻財午火の暗動で、
パソコンが熱を持って負荷がかかり、
電源が落ちてしまったということです。
ファンの部分を冷やして、
幸いすぐに復旧することができました。
事前にわかっていたら、
防げたことです。
でも父母を証書の類だと
思ってしまっていたので、
気づけませんでした。
初めからパソコン関係の
意識で判断していたら、
すぐにわかったことでしょう。
これで参考になったことが二つあります。
一つは占時に明確な意図を持つ方が
誤断が少ないということ。
テーマが決まっていれば、
迷いも少なくなります。
もう一つは、六親と六獣の多様さです。
同じ卦の中で、
父母がファイルや文章、
朱雀が文書や熱などの
複数の意味を持ち、
情報を伝える上でかなりの
部分に関わっています。
多くの選択肢の中から
絞り込んでいくからこそ、
直感力や状況判断力が
必要になってくるのですね。
ただルールを覚えれば
いいというものではないという、
五行易の深さを教えられました。