大切にされていない怒り

 

 

新聞の投書で見かけたのですが、

 

すぐにキレる中高年の方が

 

増えているようです。

 

 

主にサービス業に従事する人は、

 

お客さんとしてやってくる

 

彼らの理不尽なクレームに、

 

日々晒されている状態。

 

 

具体的には、

 

スーパーの商品陳列の

 

位置が変わっていたために

 

商品の場所がわからないから、

 

お店の人にどなりつけるなど。

 

 

怒られる側からしたら、

 

「えっ・・・ なんでそんなことで?」

 

と思ってしまうのが自然ではないでしょうか。

 

 

怒られることも仕事の一部であると

 

割り切ってみたり、

 

本当はかわいそうな人なんだなと思って

 

やり過ごしてみたりすればいいという

 

旨の回答が書かれていました。

 

 

お店の人からしたら、

 

怒ってくるのは向こうなので、

 

うまく対処する以外に

 

解決法は無いように思います。

 

 

なぜ中高年が

 

キレやすくなってしまっているのか。

 

 

通説としては、

 

慢性的なストレスによるものです。

 

 

男性の場合、

 

仕事で若い世代と上との

 

板挟みになることが多かったり、

 

家庭でいつも邪魔者扱いされていたり。

 

 

自分が尊重されていないと感じていたら、

 

立場が上になれそうなところで、

 

わがまま爆発させてしまいたくなる

 

気持ちもわかります。

 

 

でも実際は、

 

人に迷惑をかけてしまうだけで、

 

日頃のストレスの根本的な改善には

 

ならないのが事実です。

 

 

 

権力闘争を避けるには

 

 

他所のデータによると、

 

キレやすくなっているのは

 

中高年だけではないようです。

 

 

駅員に暴力を振るう20代の若者も

 

増えているのだとか。

 

 

自分の怒りを抑えるのも

 

なかなか大変ですが、

 

人の怒りに晒されて、

 

うまく対処するのも難しいです。

 

 

お互いに不毛な争いを避けるコツは、

 

権力闘争に絶対に乗らないこと。

 

 

相手は自分の優位性を確認したくて、

 

火種をばらまいてきます。

 

 

カチンときたり、

 

相手が間違っていると

 

思ってしまったら最後。

 

 

こちらも一気に

 

戦闘モードになってしまいます。

 

 

店員とお客さんという関係だったら、

 

店員さんも怒りだすことは

 

ほとんどないでしょうが、

 

家庭や職場、友人関係では、

 

容易にそれが起こります。

 

 

相手が心の中で訴えている

 

本当の悲しさや寂しさ、

 

それがなにかわかれば一番いいです。

 

 

でもどうしても対処に困るときは、

 

苦肉の策として同じステージから

 

退場するしかないのかもしれません。

 

 

つまり、相手を上の立場に置いてあげるか、

 

自分より下だから仕方ないかと

 

思ってみることです。

 

 

同じ目線で相手に

 

求めるものがあるからこそ、

 

怒りや争いになります。

 

 

求めるものとは、

 

ある程度の分別やマナー、

 

自分と似たような価値観などでしょうか。

 

 

でもステージが違えば、

 

求めるものが得られなくても

 

仕方がないかなと思えるものです。

 

 

相手を変えることはできませんが、

 

自分の対応を工夫して

 

変えることはできます。

 

 

内側から湧き上がる怒りや

 

外からくる怒り。

 

 

その感情に対処するのは

 

簡単ではありませんが、

 

うまく自分なりのルールを敷ければ、

 

人間関係はかなり良くなりますよ。

 

 

 

 

Fortune Therapy 群馬    湊 夕季

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