「四神(しじん)」という言葉を
聞いたことがあるでしょうか?
「四聖(しせい)」や
「四聖獣(しせいじゅう)」
とも呼ばれています。
青竜(せいりゅう)、朱雀(すざく)、
白虎(びゃっこ)、玄武(げんぶ)という、
中国神話に出てくる、
四匹の聖獣のことです。
僕はあまり詳しくないのですが、
麻雀格闘倶楽部というゲームの
段位システムに使用されているようです。
熱中する人が多い人気ゲームなので、
ハマっている人は毎日
目にしているのではないでしょうか(笑)
さりげなく文化に溶け込んでいるので、
他にも耳にする場面はあるかと思います。
四神は方位や季節を表すものとして、
古代中国から易などの占いに
使われてきました。
五行易では、
この四神に「勾陳(こうちん)」、
「騰蛇(とうだ)」の二つを加え、
「六神(ろくしん)」として使います。
以前ご紹介した「六親」とともに、
具体的な情報で、
易を身近にしてくれるものです。
【青竜】 五行:木
東、春、青、吉兆、宴会、出産など
【朱雀】 五行:火
南、夏、赤、おしゃべり、口、文学など
【勾陳】 五行:土
黄、正直、素朴、隆起、緩慢など
【騰蛇】 五行:土
黄、偽物、策略、嫉妬、特殊、狡猾など
【白虎】 五行:金
西、秋、白、正義、勇猛、多忙など
【玄武】 五行:水
北、冬、黒、色情、陰険、盗難など
主要なものを挙げましたが、
まだまだ他にも意味はあるので、
卦からもっと詳しく
情報を得ることができます。
ふつうに生活していたら、
六神などに関わることは
まずないです。
でもアニメやゲームなどの
サブカルチャーなど、
ちょっとした非日常の中に、
こういう言葉が隠れています。
冒頭で挙げた
麻雀格闘倶楽部というゲームでは、
麻雀の打ち方によって、
四神のどれかが
割り当てられるそうです。
青竜:運タイプ 朱雀:速攻タイプ
白虎:攻撃タイプ 玄武:防御タイプ
五行易で使用する六神の判断と
だいたい重なっていて、
面白いなと思います。
他にも日常の中で触れる
少し変わった言葉には
どんな由来があるのか、
調べてみると楽しそうです。