あなたは、よく怒る方ですか?

 

 

または、よく怒られますか?

 

 

怒るにしろ怒られるにしろ、

 

気分のいいものではありませんよね。

 

 

なぜ自分が怒っているのか

 

理解できなかったり、

 

相手の真意がわからなかったりすると、

 

必要以上に争いが大きくなり、

 

深く傷ついてしまうかもしれません。

 

 

 

怒りに隠された目的

 

突き止めることができれば、

 

対処がしやすくなります。

 

 

 

 

本当の目的は、隠れていることが多い

 

 

会社の上司を例に挙げてみましょう。

 

 

「そんなに怒らなくても!?」

 

というほど、

 

感情をぶつけてくる人がいます。

 

 

仕事でミスをした場合、

 

本来は人に迷惑がかかったことや、

 

同じ間違いを繰り返さないように

 

叱られるものです。

 

 

でも怒る上司には、

 

それとは別の目的があることもあります。

 

 

部下の不手際で仕事が滞って、

 

管理責任を問われるプレッシャーが

 

あるかもしれませんし、

 

家庭で何か嫌なことがあって、

 

ついそのストレスも

 

ぶつけてしまったかもしれません。

 

 

冷静に話し合って理解し合うのが面倒で、

 

どなりつけて終わらせるという

 

楽な方法を選択した可能性もあります。

 

 

表面の怒りだけではなく、

 

そこに何が隠されているのかを、

 

突き止めるのが大切です。

 

 

 

 

怒りの裏にあるもの

 

 

なにがきっかけで

 

怒られたかにもよりますが、

 

怒りの裏には、

 

必ずおそれがあります。

 

 

自分がどうやら

 

まずいことになると感じた結果、

 

そのおそれをカムフラージュするために、

 

人は怒りを持ち出します。
 

 

怒りに対してただ萎縮してしまうのではなく、

 

その向こう側にある

 

その人のおそれに目を向けてみると、

 

共感力がいくぶんか高まります。

 

 

表面上怒っていることには

 

到底納得できなくても、

 

おそれから自分を

 

守りたいという気持ちは、

 

理解できるのではないでしょうか。

 

 

裏にあるおそれと、

 

怒りを発したプロセスとを

 

もっと理解できるようになれば、

 

適切な対応が見えてきますし、

 

不必要に傷つかなくてよくなります。

 

 

 

 

怒りをコントロールする

 

 

これは自分が怒っているときも同様です。

 

 

なぜ怒っているのか、

 

その隠れた目的を

 

突き止めることができれば、

 

自分も相手も傷つけるのを

 

止めることができるかもしれません。

 

 

本来、建設的なコミュニケーションに

 

怒りは不要なモノです。

 

 

相手の本当の目的、

 

自分の本当の目的を、

 

もう少し踏み込んで考えられれば、

 

そこに思いやりの余地が生まれます。

 

 

そうすれば、より平和的な解決を

 

迎えらるのではないでしょうか。

 

 

 

 

どうしても怒ってしまうなら

 

 

怒りが止められなかった場合も、

 

 

「~で~というわけで、

 

つい怒っちゃったんだ、ごめんね」

 

 

そんな風にフォローしてあげると、

 

いい関係性を保ちやすいです。

 

 

自分の正直な気持ちや、

 

怒ってしまったいきさつ、

 

怒ってしまったけれども、

 

相手と良好な関係でいたいという

 

意思をちゃんと伝えられれば、

 

理解してもらえると思います。

 

 

大人は頑固で

 

意地を張ってしまいがちですが、

 

固執しているプライドと、

 

その人との関係性とどちらが大切なのか、

 

秤にかけて答えを出しましょう。