誰でも一度は
耳にしますね。
彼はスイスの
精神分析家で、
占星術や超能力など、
超自然概念を支持する
神秘主義者でもありました。
そんな彼は、
独自の概念を打ち出します。
「シンクロニシティ」です。
シンクロニシティは、
「共時性」または
「意味のある偶然の一致」
と訳されます。
「ある人のことを
考えていたら、
その人から電話が
かかってきた」
これは、
シンクロニシティの一例です。
ユングは、精神と知覚による
現象世界 との間には
シンクロニシティがある、
と主張しました。
精神が発する意思の波が、
物理的に表れるための、
媒体となるものだと
考えられます。
これは彼にとって、
フロイトの精神分析学で
包括できない、
深層心理を捉えるための
基盤でした。
ここからが本題ですが、
媒体となっているその領域が、
占いと深い関係にあります。
占いには、大きく分けて
命・卜(ぼく)・相の
3種類があります。
「命」は人の長期的な
運命を見通すもの。
例えば、姓名判断、
占星術、四柱推命、
算命学などが
これにあたります。
「卜」は道具を介して、
中短期的な運命を
読み解くもの。
タロット、六爻占術などです。
「相」は物理的に表れている
メッセージを、
そのまま伝えるもの。
手相、人相、家相、オーラなど。
この中でシンクロニシティに
関わってくるのは、卜占いです。
その場の「偶然」に任せ、
道具を介して、
結果を素直に受け取ります。
なぜ偶然に任せられるのかというと、
シンクロニシティの領域が、
質問者が受け取る答えを、
すべてアレンジしてくれるからです。
潜在意識が
その領域にアクセスして、
その場のふさわしい
答えを引き出す、
と言ってもいいかもしれません。
現代は科学で
証明されたものしか
受け入れない風潮がまだ強いので、
こう言うと、マユツバモノだと
思われても仕方ありませんね^^;
僕たちの潜在意識の働きは、
すごく強力です。
その力を身近に感じた人は、
きっと分かります。
意味ある偶然の一致は、
人生でいくらでも起こります。
意識しなければ
そのまま通り過ぎるだけですが、
注意深く見ると、
いくつもの要因が絡み合って、
人生という名の糸を
紡いでいることに
気づくはずです。
「あのときのアレは、
コレのためだったのかー。」
そんな時が、
僕はよくあります。
人間には確かに、
目で見ることのできない、
想像を超えた能力が
備わっています。
当時ユングは、ずいぶんと
変人扱いされたことでしょう。
でも個人的には、
彼の世界観は
真実を突いていると感じます。
この世には「目に見えない何か」
が存在しないことには、
説明がつかないことで
満ちています。
そもそも、
心だって目に見えませんね。
「どんな人も、すべての答えは
自分の中に持っている」
これが僕の信条です。
直感が冴え、
心の眼が澄んでいれば、
悩みも障害も、自分の力で
越えて行けます。
でも、心が傷ついていたり、
目がくもっていたりすると、
雲に覆われた太陽のように、
真実を見通す力が鈍ります。
そんな時のためのツールの一つ。
それが占いというものでは
ないでしょうか^^
占いセラピスト悠希のプロフィール↓
http://profile.ameba.jp/fortunetherapist/