「凶方位へ行ってしまった…」
と心配になったら、
次のように唱えてくださいね。
「寒言神尊利根陀見(かんごんしんそんりこんだけん)
祓い給え、清め給え」
『寒言神尊利根陀見』は、
八卦の『坎艮震巽離坤兌乾かんごんしんそんりこんだけん』の
音を当てただけです。
八卦は古代中国から現代まで伝わっているもので、
この『坎艮震巽離坤兌乾』は
北、北東、東、南東、南、南西、西、北西の
8方位を表しているだけでなく、
水、山、雷、風、火、地、沢、天の
8元素、国土、天地万物を表しています。
国津祓では、この八卦を8方位、
すなわち自らの身体の周囲、さらには国土まで
すべてを祓う神々としています。
九星気学では、宇宙の万物を9種類の気質に分けて、
易では宇宙の万物を8種類の気質に分けて、
氣を読み解きます。
九星と八卦は下記のように対応しています。
一白水星・・・坎(かん)
八白土星・・・艮(ごん)
三碧木星・・・震(しん)
四緑木星・・・巽(そん)
九紫火星・・・離(り)
二黒土星・・・坤(こん)
七赤金星・・・兌(だ)
六白金星・・・乾(けん)
北の坎(かん)から時計回りに、
坎(かん)⇒艮(ごん)⇒震(しん)と唱えていってくださいね。
わが国には古来より言葉に霊力が宿り、
口に出すことによって、
その力が発揮される言霊の信仰がありますね。
ぜひ口に出して言ってみてくださいね。
「坎艮震巽離坤兌乾
祓い給え、清め給え」
(かんごんしんそんりこんだけん
はらいたまえきよめたまえ)