なくなりそうな世界のことば~吉岡乾 著~ | メール鑑定専門☆葉月綾乃の西洋占星術と東洋占術ブログ

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世界で話されている言語は7000種類もあるのだという。その中でも語り部がいなくなってしまった、あるいは存続が危惧される言語50をピックアップし、その言語の中から一語を洒落た短文と絵が添えられた単語帳と絵本の間をあるく本である。
中国語や英語は世界中で多く話されていることは誰しも知っていることである。一方で日本語は世界で9位であり意外にも多いことに少し驚く。
この本の紹介された言語は数十万人と世界レベルからみて少ない言語、さらには話者ゼロとなってしまった言語もふくまれている。いつの時代でも言葉の乱れが話題になりますが(最近の若者は・・・言葉を知らない等、親世代の決まり文句だ)、言葉の変化は平安時代からも言われてきていることであり、言葉が変化ゆくことは普遍的な現象であると思う。
そして言葉は生活と密着しており1つの出来事も言語圏により全くことなる。電気がいまだ通っていないラマホロット語の土地では、暗闇の中手探りで触覚のみで探すことを「デゥバッ」というのだそうだ。
日本では停電でもしない限り暗闇で物を探すことなどなく、このような言葉は生まれないであろう。これを書いている今日でも「デゥバッ」と話ながら何かを探しているのかもしれない・・地球上には同じ人間なのに知られざる言葉、生活が繰り返されている。
本書で一番素敵と思った言葉はティムディム・チン語の「マンバー」。意味は「良い夢を!」です。「さようなら」「またね」で友達と夜別れるのも良いけど、素敵な時間がさらに続くようでとても美しい言葉だと思いました。
この本で世界でひっそりと会話されている美しい言葉と出逢いが楽しめるでしょう。おすすめ。

 

偶然のタイミングですが マレーシアで、これまで存在が知られていなかった先住民言語が見つかったという報道。その言語は「ジェデク(Jedek)」といわれるのだそうです。 この言語は、男女が平等に扱われ、暴力もほとんどない生活様式なのだという。その証拠に 職業」や「裁判所」に当たる言葉がなく、「借りる」「盗む」「買う」「売る」などの所有を表す動詞もない一方で、「交換」や「共有」を表す語彙は豊富なのだそうだ。
当たり前にスポーツ、受験、就職と戦いの社会で過ごしてきましたが、このような生き方もあるのだと発見びっくり

 

 

 

 

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も楽しい表現に出逢えそうです。

 

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