頼まれると断れない。まだ終わっていない仕事が気になって、休んでいても落ち着かない。
そんな日が続くと、「自分は責任を感じすぎるのかな」と思うことがあります。
四柱推命では、正官や偏官を責任、規律、行動力と結びつけて読むことがあります。でも「正官がある人は必ず真面目」「偏官がある人は怒りっぽい」と決めると、読み方が狭くなります。
正官と偏官は、何を比べた名前?
どちらも、自分を表す日干を剋する五行に付く通変星です。違いを分けるのは陰陽の関係。日干と陰陽が異なれば正官、同じなら偏官になります。
たとえば日干が甲なら、金の辛は正官、庚は偏官。日干が乙なら、庚が正官、辛が偏官です。同じ金の文字でも、誰を基準にするかで名前が変わります。
名前を覚える前に、自分の日干を確認すると、この仕組みが見えやすくなります。
星の名前を、自分への命令にしない
正官を「ルールを守る力」、偏官を「必要な場面で動く力」として考えることはできます。ただ、それは毎日全部を引き受けなければいけない、という意味ではありません。
「ちゃんとしたい」が強くなる日は、次の三つを紙に分けてみてください。
・今日、自分が引き受ける必要のあること
・誰かと分担できること
・今日は終わらなくても困らないこと
四柱推命の言葉を、責任を増やすためではなく、自分の動き方を振り返るきっかけにしてみる。そう読むと、同じ星の名前も少し使いやすくなります。
命式では、数と場所も確認する
正官が一つ見えたから、命式全体が正官だけになるわけではありません。ほかの通変星や五行との関係、どの柱にあるのかも合わせて読みます。
「書いてある性格に当てはまらない」と感じたら、自分を説明に合わせる必要はありません。基準にした日干、見ている柱、命式全体をもう一度確かめるほうが役に立ちます。
自分の正官を確かめる
正官の仕組みと、ほかの通変星との違いをまとめました。解説の「自分の命式を見る」から、生年月日を使って無料で確認できます。
今日「ちゃんとしなきゃ」と思ったことの中で、誰かと分けられそうなものはありますか?
一つだけ言葉にしてから休む。それも、自分の力を使い続けるための選択だと思います。