「なんか死にそうな生き物が仕事してるんだけど、店長はまだ帰国してないの?」な錦織です。もちろん帰国しています!!

 え~書いていいのかちょっとわからなかったので、とばして書いたのですが、ぢつは今回のイタリア行きは取材なども含めたピナレロ行きがメインだったのです。なので、もちろんトレヴィーゾに到着したからにはピナレロに行きました!

 詳しくはまぁ後々のアレにさせていただきたいのですが、この笑顔にきゅんとこない人はいないでしょう。
 
$無駄に生きるな!熱く死ね!!


 ピナレロ会長 ジョバンニ・ピナレロ氏です。1922年生まれ。 ∑(゚Д゚) 90歳!!?

 笑顔がものすごく柔らかくて、スタッフ皆から愛されて尊敬されているのがすぐにわかりましたね。ジロ・デ・イタリアでマリアネッラ(最下位ジャージ)を手にした彼ですが、勝利と敗北の両方を知っていて、それ以上に自転車愛があるからこそピナレロは世界最高のブランドのひとつにまで登りつめたのでしょう。

 翌々日には、このピナレロショップ前からジロがスタートします。

 
$無駄に生きるな!熱く死ね!!


 店内は明日から大挙して押し寄せるであろうピナレロファンを迎える準備で忙しそう。でも日本から到着した我々を歓待してくれました。

 町中はどのお店もストリートもピンクに飾り立てられ、ピナレロのマークやロゴがジョバンニの積み重ねてきた功績を称えるかのようです。

 
$無駄に生きるな!熱く死ね!!


 歩いているとおばあちゃんに逆ナンされました。東洋の神秘であるボクの細い目の奥にパッショーネを感じてしまったんですね。しゃーなしだな!(´▽`)ノ

 なにやらイタリア語で「ジロは明後日だよ!あと私の写真撮んなさいよ!美しいでしょ!いいカメラあるんだから!!」的なことを言われました。ボクはイタリア語も全くわかりませんが、ほぼ95%合っています。勢いがそうでしたwww

 おばあちゃんの後ろにあるピンクの風船が街中に飾られています。

 
$無駄に生きるな!熱く死ね!!


 肉屋も花屋もコーヒーショップも服屋もみんなみんなジロを待っています。そしてジロのスポンサーになり、トレビソスタートを実現させてくれたピナレロと彼らの物作りを賞賛します。


 日本でこういうことが出来るか、出来ないか、をちょっとだけ考えました。出来ない理由のほうがたくさん見つかりそうでしたが、出来る理由を考えてみました。

 ジョバンニ・ピナレロは一生懸命頑張って、みんなが笑顔になることに力を得て、もっと頑張って会社を大きくして、それを繰り返してきたからこの日の笑顔なんでしょう。

 日本でできない理由は、もうすっかり小さくなりました。とても刺激になりました。