人を叱る時はサシでやれ 。
褒めるときは人前でやれ。
さて、事始めの相談は、
職場の人間関係で心痛める人が訪れました。
「もう!恨み節の嵐!」
恨みつらみが悲しいと、
とどまることがないほど言葉のシャワーが流れ出ます。
私は、
ただ…ただ…ひたすら…話が終わるまで…
口を閉じるまで…ずうと…黙って聞いています。
それが一番の心を楽にしてあげられる方法だからです。
さて、恨み節の根元は上司でした。
人前で、屈辱的な物言いをする人のようですね。
そんな話の中から、
ふと、田中角栄 名語録から、
こんな言葉を思いだしました。
人を叱る時はサシでやれ 。
褒めるときは人前でやることだ。
田中角栄は、
部下の若手議員などを叱るときは、
必ず人払いをしたあとの事務所でサシで叱っていたそうです。
逆に誉めるときは、
あえて人前で誉めていました。
部下のプライドを尊重する気配りですよね。
叱る、誉める際の気配りも忘れてはいけないと言うことです。
会社の中でも、家庭でも、子供に対しても
同じです。
叱る、誉める際の気配り。
人を育てる大きなポイントになります。
山形美紀(みのり)