ある日、FORTUNE のもとにこんなご相談をいただきました。

「高1息子が野球ばっかりして、ちっとも勉強をしない。成績もクラスで下の方が続いているから野球を辞めさせて勉強をさせるつもりだ。」
という親御さん。



以前似たような状況の中1のお子様を指導したことがありますが、その時のお母様も非常に教育熱心でなんとか息子の成績を上げたいと家庭教師を頼まれました。

その当時は、私もお母様の仰る通り、野球を辞めて空いた時間で苦手分野の科目を徹底的に指導し、勉強スケジュールを組み、テスト期間は1日12時間勉強するようお子様に伝え、なんとか期待に応えようと毎日頑張っておりました。

しかし、何ヶ月経っても成績はちっともあがらず、クラスでは下の方、テストの点数は40〜60点のまま。


その当時は、点数が上がらない理由がわかっていなかったので、「とにかく勉強時間を確保すること」を念頭に指導していました。

何が悪かったのでしょう?



多くの生徒を見てきた今、わかることは
当時の私は全く生徒の気持ちを理解していなかったということ。

生徒は親から大好きだった野球を止めることを余儀なくされ、さらには家庭教師で私にずっと勉強をさせられ、逃げ場がなかったのです。

「なんで、野球を辞めなきゃならないんだ」
「なんでこんなに勉強ばかりやらされるんだ」

そういった負の感情に取り憑かれている生徒に、いくら勉強をしなさいと言っても耳を貸すはずはありません。

それからその中1の生徒に対しては、アプローチを変えて、定期テストで80点を取れば野球をもう一度していいかと親に交渉してみては?と勧めてみました。

生徒はまた野球ができるかもしれないと次のテスト期間では寝る間も惜しんで勉強し、なんと90点を取ることができました



ただ、勉強しなさいと言うだけではお子様の気持ちは勉強に向きません。

今お子様がどう思っているのか、何に悩んでいるのか

それを引き出せるのは、FORTUNE で研修を積んだエリート大学生講師にしかできないことだと思います。



FORTUNE ではつい最近まで受験生だった国立大学・難関大学医学部生の大学生お兄さん・お姉さんの講師の目線から子どもたちの「やりたいこと」を引き出し、実践させる教育に取り組んでいます。

この冬新たに、子どもたちとの関わりを広げるために塾も開校予定です。