「 命 」って何千年も前からバトンを受け次いで今のあなたへ辿り着く

 

あなたがこの世に生まれてきた奇跡があって・・・

あなたの愛する人が生まれてきてくれた奇跡がある・・・

 

そして何億人もいる中で2人がめぐり逢い恋に落ちるという奇跡・・・

沢山の奇跡に導かれて、やがて結婚という絆で結ばれるのはご縁。

 

二人の愛が実を結び、やがて命を宿すことの奇跡がくれる贈り物が

そのまた未来へこの世に誕生する命の奇跡へと繋がっていく・・・キラキラ

 

あなたは。。。

「妊孕性(にんようせい)」という言葉を聞いたことがありますか?

また、その意味を知っていますでしょうか?

 

妊孕性とは・・・「妊娠しやすさ」を表した言葉になります。

 

妊娠するということは誰もが簡単に出来る事ではなく

意外とまだまだ正しい知識と理解がされていないことが多くあります

 

妊娠は男女共に年齢と言うものと体質というものが大きく関係し

それが大きく妊娠しやすさにも繋がっていて

 

男性女性の問題であると勘違いして安心してる人が多い

ですので是非この機会に正しい現状を知って頂けたらと思います。

年齢を重ねれば重ねるほど下がっていくことは何となく理解できる。

 

でも果たして・・・

どれくらいの人が正しい知識を持っているでしょうか?

 

妊孕性に関する日本人の知識水準が

世界の国々に比べていかに低いかは自覚していますか?

 

要因としては・・・

日本では、妊娠出産の基本的な知識を全く教育で伝えてこなかった

ということが大きいと思います。

 

性教育はちょっとはありますけど・・・

避妊をせずにHすると妊娠しちゃいますよ的なそんな知識ではなくパー

 

現在は従来と比べて結婚そのものの年齢の高まりと比例して

高齢で子どもを持ちたいと考える夫婦が増えているのが現状です。

 

あなたはどのくらい妊娠や出産

そしてそのリスクや年齢との関りを知識として持っているでしょうか?

 

女性の社会進出やキャリア志向から結婚し自然な形での妊娠よりは

産むタイミングや時期と言うのを考えたりした計画妊娠や出産へ・・・

現在そのため卵子を凍結保存することへ関心をもつ女性もいます。
 

ですが凍結等によって卵子の老化を避けることができたとしても

産む時の自分の年齢も大きく影響し、とても重要だという事。

 

年齢による生活習慣病など、その他の身体の不調や疾病も増え

疾病によっては妊娠・出産の妨げになることもあります。

 

因みに1980年の男女の初婚年齢「27.8歳、25.2歳」でしたが

35年後の2015年には「31.1歳、29.4歳」

 

第一子出産の年齢も勿論それにともない

男女とも29.2歳、26.4歳から32.7歳、30.7歳となり。

 

共に男性では約3.5歳、女性では約4歳高齢化しています。

 

日本の第1子出生時の女性の平均年齢は年々上昇傾向にある。

2010年に初めて平均が30歳を超えて今では31歳汗

 

男性の平均年齢も同様

2000年では30.2歳だったが15年には32.7歳

 

日本産科婦人科学会では35歳以上で初めて出産(初産)する人を

「高年初産婦」と定義しています。

 

男女共に高齢化が進行する中

日本では不妊治療を行う医療機関もそれにともない増えています。

 

ある程度の年齢になってから妊娠を考えている女性は・・・

妊娠に関連が強い疾病について医療機関を受診する傾向がある為

レセプトによって疾病が把握できるケースが多い。

そのため高齢出産は将来かかるリスクの高い病気を見つけたり、

自分の心身と向き合ういい機会でもあるといえます。

 

受診率が高いのが子宮平滑筋腫(子宮筋腫)

年齢別にみると、25~29歳で5.05%が受診しており、

40~44歳では、その約4.5倍にあたる22.75%が受診をしている。

 

女性性器のポリープ

25~29歳で2.16%が受診

40~44歳ではその3.5倍にあたる7.52%が受診している。

 

子宮筋腫やポリープは出来ている場所によっては妊娠しにくくもなる

 

子宮筋腫が大きくなると、筋腫がじゃまになり

受精卵の着床やおなかの赤ちゃんの成長を阻害してしまうことも・・・

 

本来、子宮内にあるはずの内膜組織が子宮以外の場所にまで

できてしまう子宮内膜症では、内膜組織がくっついてしまうことで

卵管の動きが鈍くなるため、卵子の移動が妨げられてしまうことも。

 

その他甲状腺炎、非中毒性甲状腺腫

女性に多い疾病で、妊娠中に多く見られる疾病でもあり

妊娠前から出産にかけて特に注意を要するものとされています。

 

40~44歳の受診率(3%程度)は、

25~29歳の受診率(1%程度)の3.5倍以上と高くなっています。

 

高血圧症、血糖値上昇、肥満など生活習慣病の一種でもあり

年齢が高いほど多くなる傾向があります。

もし妊娠中に起きれば母体や胎児に悪影響があるとされています。

 

緑内障は投薬による胎児への影響が懸念されていますし、

骨粗しょう症は出産によって母体内のカルシウムが消費される為

特に注意が必要とされています。

 

確かに、正しい知識を持って臨めば

高齢出産も怖くはないものへと進化してもいます。

 

最近は40歳以上の芸能人や著名人が出産したニュースが流れたり

周囲にも高齢出産の経験者が多いと、つい安易に40歳を超えても

当たり前のように無事に子どもを授かれるもの、産まれるものだと

思ってしまうかもしれません。
 

ただ、高齢出産自体はリスクが高いことに変わりはありません。

 

「ドラマ コウノトリ」でも命を授かること、そして健康に何事もなく

産まれることは奇跡に近いということを伝えてくれていましたよね。

 

高齢出産のリスクや障害を持って生まれてくる子、未熟児であったり

お医者さんたちの賢明なる命との向き合う姿勢に尊敬しかない。

 

日本の周産期医療は世界トップレベルと言われています。

ですが、それでも救えない命もあるのが現状です。

 

医療が進化してるから大丈夫とか

お医者さんが何としてくれるから大丈夫と思っていませんか?

 

母親の年齢と周産期死亡率

(妊娠満22週以後の胎児と生後1週未満の早期新生児の死亡率)

25~29歳が一番確率が低く

母親の年齢が上がるほど周産期死亡率も高くなります。

 

妊娠中は体を流れる血液が約1.5倍に増える

それを全身に送るために妊娠高血圧症候群を発症する人もいます

妊娠によってインスリンが効きづらくなり妊娠糖尿病になる人も増加

 

妊娠高血圧症候群は・・・

母子の命にかかわる常位胎盤早期剥離などの原因にもなる。

 

高齢出産がこれだけ増えている中で赤ちゃんを得られているのは・・・

医療現場の懸命な努力で母子の命を守っているのが状況です

 

そのことをきちんと理解したうえで妊娠出産をすることが重要です。

 

そして・・・意外に知られていないのが早産の怖さなのだと

ただ小さく生まれるだけではなく。

早産で生まれた赤ちゃんは体の器官や働きが未発達ということ

誕生直後に病気にかかりやすく、後遺症や障害が残る可能性もある

 

ですが・・・

その深刻さがなかなか理解されないというのがあるようです。

 

もっと命の有難さを、命の尊さを、命の儚さを、深く心で感じましょう。

 

見えない部分の繊細な体の仕組みや構造が織りなす命のバランス

細胞レベルでの微妙な違いが障害や疾患に繋がりうることを・・・

晩婚化や不妊治療の進歩によって

妊婦の4人に1人が35歳以上で出産をし

「高齢出産」は珍しいことではなくなりました。

アラフォーで母親になったり、アラフィフで父親になったことを

肯定的に捉えている人が9割にのぼってもいますが

 

その人たちの中にも・・・

卵子が老化することを知らずにいたことを後悔していたり

高齢出産のリスクを学生の時に知っておきたかったという意見が・・・

 

女性の卵子は・・・生まれる前の胎児のときに最も数が多くて

その後は減り続け新たに作られることはない

 

減少するばかりでなく、その質も低下して受精がうまくいかなくなる。

 

他にも年齢が上がると・・・

子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科疾患にかかる確率が増す為

着床を妨げたり、受精する卵管を詰まらせたりし不妊の原因になる。

 

 

例えば

20〜24歳で結婚一生をかけても子どもが持てない確率は5%。

これが25〜29歳で結婚された方だと9%と約2倍になります。

 

男性の年齢20代までは、約6か月で相手の方が妊娠しますが

30代から40代前半だと相手が妊娠するまでの期間は約10か月

40代後半だと約18か月(1年半)かかるようになり

50歳以上だと24か月(2年)以上かかるようになる。

 

勿論、個人差はありますが・・・

データーとして見た時にはこのような結果になっているのは事実です

 

「男性の年齢でみる1年後の累積妊娠率」

20歳未満で90.4%

20歳から39歳で78.4%

40歳から49歳で62.6%

50歳以上で25%

 

30代前半で不妊治療に来れば7~8割の確率で妊娠できる。

 

40代になってしまうと

不妊治療をしても子どもができる確率は1割程

 

20~30代前半までなら500万円以下で済んだ治療も

一気に跳ね上がり

1人の子どもを作るために2億円以上の費用がかかることもある

 

しかも40代~と言えば自分の親の介護も必要になる時期にもなり。

最も大変な子育ての時期と親の介護が重なってしまうことも・・・汗


高額の不妊治療を終えても、子どもの教育費や親の介護費が重なり

経済的に困窮してしまう人も少なくないとも言われています。

 

母親の年齢が35歳以上になる頃から・・・

明らかに生まれてくる子どもに染色体異常が出やすくなるとされ

 

それ自体が病気というわけではありませんが・・・

ダウン症などの何らかの染色体異常を持ちやすくなる。

 

「先天性異常」 男性の年齢の確率の数値

30-34 0.98-1.02

35-39 1.01-1.06

40-44 1.04-1.12

45-49 1.02-1.14

50以上  1.06-1.24

 

年齢が高くなるに従い、出生児の先天異常のリスクが明らかに上昇

 

その原因と考えられているのが・・・

精子の遺伝子が加齢にともない障害を受ける可能性が高くなること

 

30歳で子どもを産んだ場合

ダウン症の子が生まれる確率は952分の1

35歳で産むとその確率は385分の1

40歳なら106人に1人と確率が高まっていく

 

ここまでの妊娠率の低下、流産率の上昇、先天異常の率の上昇は

女性の加齢でもよく見られ、女性の加齢の影響のほうが

大きいものではあるといわれていますが、男性も影響しています。

 

一方で、男性の加齢が大きな影響を持つことがあります。

 

それは・・・

精子の基の細胞(幹細胞)が増殖するときに起きる

「ポイントミューテーション」と呼ばれる変化。

 

ポイントミューテーションとは・・・

⇒遺伝子のATCGの一つの塩基が、別の塩基に変化すること!

簡単にいえば、遺伝子に微細な変化が起こることで生じる現象。

精子は卵子と異なり⇒「高齢まで分裂増殖している細胞になります」

 

つまり

分裂回数が多くなるほど遺伝子配列にミスが起こりやすい

1年間に約2個のミスが起こると推計されています。

 

ですから・・・例えば30歳加齢すると

精子の微細な遺伝子異常は約60個増えると考えられます。

遺伝子配列のミスが起こる場所はさまざまで・・・

アミノ酸など体を作るのに大切な遺伝子配列の場所に起こる場合

体を作るのには関与しないところで起こる場合。

 

具体的な影響として現れるかは、変化した場所によるということ。

確率論の問題で影響が出る可能性も高まるのは否めません。

 

これにはもう一つ、大きな問題があり。

それは・・・「微小な変化」

変化が大きいと⇒「妊娠しない」「妊娠しても流産する」

「生まれてすぐに先天異常とわかる」というように

はっきりとした影響が早期に現れますが。。。

 

その変化が微小のために生まれた直後には異常がわからず、

大きく発育してから「なんとなくおかしい」と気づかれる可能性がある

分裂回数が多い精子、すなわち高齢な父親から生まれた子に、

なんらかの変化が現れることが考えられています。

 

現在、疫学的研究で分かっていることは・・・

高齢の父親から生まれた子に精神疾患を持つ子が多いということ

 

自閉症・多動性障害・鬱・統合失調症といった疾患。

 

これらの病気は「男性の高齢」が理由のすべてではありませんが・・・

「男性の高齢」によって発症率が高くなっている可能性はあります。

 

妊娠適齢期と聞くと

女性の話で男性には関係が無いと感じてる方も少なくないのが現状

「まだまだ自分は元気だから大丈夫」と思っている方が実に多い。

 

しかし医学的な事実を考慮すると・・・

現実的には男性における妊娠適齢期も20代が理想だといえる
 

高齢になればなるほど、なかなか妊娠しないこともあり

子どもができたとしても、何らかの先天性障害があることも増えます。

 

正しい知識や意識の低さから日本の男性は特に

そうしたことの原因を女性の側から探そうとする傾向がありますが。

それは正しいとは断言できません。

男性の側にも、さまざまな医学的根拠があるからです。

出産をする女性だけではなく

子どもを持ちたいという希望がある男性にも

 

正しい妊娠・出産に関わる知識を

もっと早い段階で正しく学ぶ必要があるのではないでしょうか?

 

仕事に夢中になり恋愛から遠ざかって気がつけば・・・30代40代・・・

結婚を先延ばししたり、男だしまだ大丈夫、若い奥さんを射止めれば

問題ないというわけでは決してないという事が分かったと思います。

 

「高年妊娠の問題点は他にも色々とあり」
♦分娩時の異常として・・・
※ 分娩誘発や陣痛促進を必要とする率が上昇する
※ 帝王切開率や器械分娩率が上昇する(特に初産)
※ 分娩時出血量が多い傾向 -低体重児が多いとの報告もあります

♦不妊治療による妊娠の率,帝王切開率は年齢が高いほど上昇
• 妊娠高血圧症候群は35歳以上では35歳未満に比し高頻度
• 分娩時出血量は年齢が高いほど多い
• 分娩所要時間は40歳以上で長い

♦不育症に関する調査ある機関によると

受精時 40%  着床前 25% 妊娠前期 10% 中期以降 0.6%
 

※不育症とは、妊娠はするものの2回以上の流産や死産

または生後1週間以内の死亡により、赤ちゃんが得られない病気

 流産を繰り返す「反復流産」や「習慣流産」も不育症に含まれます。

 

• 臨床的に妊娠と診断
♦流産組織の染色体異常は約80%
♦臨床的に妊娠と診断された女性の流産率=約15%

 

不育外来初診年齢別 生児獲得率(判明分のみ)
20~29歳 64%
30~34歳 50%
35~39歳 50%
40歳~ 14%

 

なにより正しい知識と情報不足が要因
♦40歳が過ぎてからの妊娠が難しいということを知らない
♦妊娠率の低下
♦流産率の上昇
♦さまざまなリスク

♦卵子が老化することを知らない
♦生まれたときから卵子があり増えない

♦30歳ころから徐々に妊娠しにくくなる
♦45歳過ぎると自然に妊娠することは、かなりむずかしくなる

 

はい そして世の男性たち!!これを見てくれた男性たち グッド!

「不妊の原因は妻にある」と考えている男性もかなりまだ多い

男性側に問題がある場合も大いにあるということをもっと自覚しよう

 

最近は病院に行かなくても簡単に精子の状態をチェックできるらしい

ベル 『 seem 』 というアプリ

 

女性も男性も、まずは正しい知識を持つことから始めましょうアップ

そして最後のチャンスでもある50代での妊娠について・・・

 

50歳以降の出産について

厚生労働省がこんな統計を出しています。


平成30年の人口動態統計にある「母親の年齢別でみた出生数」で

 

2018年

全国で68人の赤ちゃんが50歳以上のママから生まれています

 

出生数の総数は2018年は91万8400人

50歳以上のママから生まれた赤ちゃんが全体に占める割合は

「0.007%」かなり少ないことがわかりますが

 

可能性が無いわけではない アップ

 

現にギネス記録に認定されている世界最高齢での出産はなんと!!

(2019年4月現在)スペインの女性による66歳
2018年にはデンマーク出身のモデルで女優のブリジット・ニールセン

54歳で第5子を出産したということも事実として現実としてあります。

 

日本のお話では無いですけど・・・汗

 

閉経に関しての知識もしっておくべきです(日本人の場合)

 

早い人では40代前半

遅い人では50代後半に閉経を迎えます。

 

閉経を迎えると、排卵や排卵に必要な卵巣の働きが止まるため

妊娠・出産はできなくなります。

 

では閉経とは。。。
月経が来ない状態が12ヶ月以上続いたときに閉経とみなされ

その間に少量でも出血があった場合はそこからのカウントになる。

 

閉経したと勘違いした結果の性交渉(避妊せず中だし)

 

望まない妊娠をしてしまうケースも・・・

 

厚生労働省「衛生行政報告例(平成30年度)」によると

毎年十数件、50歳以上女性が人工妊娠中絶手術を受けているされ

 

また、生殖補助医療には、卵巣から卵子を採取して、

体外で精子と受精させ数日後に受精卵を子宮内に戻す「体外受精」

この受精の過程を顕微鏡を用いて行う「顕微授精」などがあります。

 

生殖補助医療を行った際の

30歳前後の生産率(赤ちゃんが生まれる率)は約20%ですが

40歳を過ぎると10%を下回り45歳をすぎると1%以下とされています

 

50歳以上の治療成績を見ると

2017年の治療数は563件で、妊娠まで至ったのは4件。

出産数はたった1件

 

つまり、治療を受けても赤ちゃんが生まれる確率は0.2%

 

不妊治療に関してはまた別でいずれまとめたいと思います。

 

50歳代での妊娠そして出産し無事に元気に育ってくれることは

本当に奇跡のようなものだと思います。

 

それでも奇跡を信じ起こしましょう

                 愛する我が子を胸に抱く夢の為に・・・

 

若い人も今まさに妊活スタートされた方も高齢出産を決意された方も

リスクを正しく知り、その上でお医者さんを信頼し指示をきちんと守り

不安を手放し、宇宙を信頼して命が宿るのを待ちましょう。

 

生命を宿し産むことのできる素晴らしさが

              それを望む人すべてに訪れますように・・・ラブラブ

 

 

 

 

ではまた次回をお楽しみに~音譜