「あの人に嫌み言われたらどうしよう」

「みんなに嫌われたくない・・・」

 

こんな感じで悩んでいる人も多いと思います。

これが積もり積もってストレスとなったり、結局思うように行動が出来なかったりすることありますよね。

 

これを解決するにはどうしたら良いと思いますか?

 

答えを先に言ってしまいます。

 

「細かいことゴチャゴチャ考えずとりあえず動け!」

 

そんなの怖くて出来ない!

 

その通りだと思います。

 

しかし、断言します。

 

「他人の感情まで考慮することは無駄!」

 

 

解説しますね。

 

人が何かしらの情報を受け取り、それにどのような感情を抱くかはその人の内部の問題であり

他人がその動きをコントロールすることは不可能なのです。

 

映画をを友達と見ていて、あなたが「面白い」と思ったものでも友達にとっては「つまらない」と感じる事はある。

逆に友達が「面白い」と思ってもあなたには「退屈」と思う事もある。

 

そこであなたが「これは面白いと思いなさい!」といったところで友達は「面白い」という感情にはならない。

もし、興味をもって貰いたければ「面白いポイント」をアピールする必要があります。

そのアピールを聞いて友達が「面白い」と思うかは友達の性格や生立ち、好み等様々な内面的条件によって判断されるのです。

結局、面白いと思うか思わないかは友達の中で起こる事でそれ自体をコントロールする事は不可能なのです。

 

よく使われるたとえがあります。

 

老夫婦がロバと歩いています。その姿を見て街の人達が様々な評価をします。

ある人は

「まぁいい感じのロバじゃない。」

と言います。

 

また別の人は

「せっかくロバを連れているのに乗らないとは無駄な体力消耗だ」

そう言って老夫婦をバカにしました。

そうれもそうだと腰の悪いおじいさんがロバに乗ることにしました

 

すると別の人が

「ばあさんを歩かせるなんて女性軽視である!」

と怒りました

おじいさんは紳士なのでおばあさんもロバに乗せました。

 

すると別の人が

「ロバに二人も乗るなんてロバが可哀想だ!動物愛護しろ!」

と怒りました

おじいさんは少し考え、ロバからおりておばあさんだけロバに乗ったままにしました

 

すると別の人が

「そのおじいさんは腰を怪我してるんだ!けが人を歩かせるなんてひどいばあさんだ!」

と怒りました。

 

おじいさんとおばあさんは市場にロバを売りに行くための歩いていたのですが結局その日は行くのをやめてしまいました。

 

 

他人の感情に振り回されるということはこんな感じかと思います。

結局、全ての人に「絶対嫌われない」という方法はないのです。

 

老夫婦に色々言ってきた人達はそれぞれ正しいと思っている事を言っているのです。

おじいさんおばあさんとロバの姿をみてどのような感情を持つかはバラバラなのです。

人の数だけ正義は存在します。

その全ての正義に反しないようにすることはとても不可能なのです。

 

さてこの場合、おじいさんとおばあさんはどのようにしたら良いでしょうか?

 

答えは

 

トラックにロバを積んで市場へ売りに行く。

 

なにが言いたいかというと

「市場へロバを売りに行く」という目的を達成するために合理的な手段を全力で行うという事です。

 

さて、たとえ話はここまでにして具体的にお話に戻ります。

 

ある会社の会議で出席者が60歳以上のおじさんと今年入社した18歳の新入社員だった場合。

会議の内容は会社全体の作業に関する事でしたが年齢的にどうしても昭和の思考が抜けきっていない。

そこで、新入社員が今の時代にそぐわないという発言しようとするとき。

 

「この先輩達に嫌われたらどうしよう」

「意見が合わず怒られたらどうしよう」

 

といって悩む必要はないということです。

 

堂々と時代遅れだと言ってしまえばいいのです。もちろんその根拠は必要ですが。全力で説明してください。

 

その結果、納得して褒めてくれる人もいるでしょう。

根拠を聞いても

 

「このクソガキが偉そうにしやがって!」

 

そんな風に怒鳴り散らす人もいるでしょう。

 

会議が終わったあと嫌みを言ってくるひともいるかもしれません。

 

そういう人をまともに相手する必要はありません。

 

別の意見がでて、活発な議論が展開されるのであればそれはとてもいいことです。

 

 

しかし、根拠や理論でなはく「悪意」という感情で迫ってくる人はあなたのことが嫌いです。

 

感情というのは他人が操作できるものではありません。そこの感情の動きをどうにかしようとするのは時間とエネルギーの無駄です。

 

「嫌われる」「好かれる」という所に意識の重点をおくのではなく

 

「私の意見を多くの人に伝えるにはどうするか」

 

という所に意識を持っていくことが大切なのです。そこに全力を注ぐべきなのです。

 

あなたの思いが伝わった結果の感情が「好き」「嫌い」なのです。

 

 

 

 

なにか新しい事をするとき、人から注目を浴びる時

 

「嫌われたらどうしよう」

 

これは考える必要がありません。

 

あなたが正しいと思う事を全力で行動してください

あなたの目標に向かって突き進んでください

あなたがどのようになりたいかという自分の未来にむかってください

 

END