「ご来光の道」をご存知でしょうか?
東の富士山と西の大山を結ぶ北緯35度22分のレイラインです。
この「ご来光の道」の東の起点となるのが、千葉県長生郡一宮町にある上総一宮 玉前神社(たまさきじんじゃ)です。
玉前神社の一の鳥居は真東を向いていて、春分と秋分の日には、九十九里の海から昇った太陽が鳥居を照らすそうです!
玉前神社は、『延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)』では名神大社(みょうじんたいしゃ)としてその名を列せられています。上総国一の宮でもあります。
とはいえ、永禄年間(1558年から1570年)の大きな戦火で、社殿・宝物・文書の多くを焼失しており、ご創建の由来や詳細はわかっておりません。
ご祭神は玉依姫命(たまよりひめのみこと)。
初代神武天皇の母であり、子宝・出産・養育といった女性の守護神とされています。
また、清新・発祥・開運・再生といった物事が新たになる事象を守護しているともいわれていて、そのことから縁結びや商売繁盛のご利益もあるとされています。
社殿が特徴的で、黒漆塗りの権現造(ごんげんづくり)。正面に高砂の彫刻があり、左甚五郎の作ともいわれています。
また、境内の左側には、願いが叶うという「はだしの道」があります。はだしで玉砂利の上を3周歩くと幸運が訪れるのだとか。
一周廻りて無垢となり
二周廻りて気を入れて
三周廻りて気を満たす
ということだそうです。