金峯山修験本宗総本山
金峯山寺（きんぷせんじ）。
これで、「きんぷ」とは読めないでしょ・・・
金峯山寺は飛鳥時代に修験道の開祖、役行者（えんのぎょうじゃ）によって開かれました。堂宇は、木造古建築としては東大寺大仏殿に次ぐ大きさで、本尊は３体の蔵王権現。
こちらの蔵王堂で行われている朝座勤行に参加しました。
毎朝6:30～7:15に行われています。
この朝座勤行は、吉野の宿を探していて、金峯山寺蔵王堂・朝の勤行体験付きというプランを見つけて知りました。
そもそも吉野は桜の名所という程度の認識しかなかったのですが、1336年からの南北朝時代には南朝の中心地でもあったのですね。その後、豊臣秀吉が花見に訪れたり、西行が庵を結んでいます。
また、古代から山岳信仰の聖地で、吉野・大峯の霊場は、高野山と熊野三山とその巡礼路とともに世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成要素となっています。
頑張って早起きして、宿を6:15に出発して、
工事中の仁王門をくぐり
本堂（蔵王堂）へ。
朝座勤行（あさざごんぎょう）は、
参加料無料、予約不要。かなりフリーなかんじです。
宿の情報によると
「金峯山寺蔵王堂はヤマブシが修行を行う寺なので
ほら貝を吹いたり、
大きな太鼓をたたいたり．．．
非常に賑やかな朝座勤行になっています。」
とのこと。
広いお堂に、参加者は数人。
きりっとした空気の中、僧侶たちの読経が響きます。
途中、参加者全員でご焼香します。
終了後、僧侶たちに続いて、堂内をぐるりと一周し、ご挨拶して終了。なんともスペシャルな参拝でした。
吉野の山には、ちょっとだけ雲海が！
紅葉の季節ももうすぐですね！
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