北沢浮遊選鉱場跡の向かいに見つけたのは「相川郷土博物館」。
なんとも歴史の重厚さを感じさせる建物です。
それもそのはず、この建物旧宮内省御料局佐渡支庁⇒鉱山事務所なんだそう。
通りで。明治の「欧州風」を十分に感じさせるデザインです。
和暦では違いますが、どことなく一畑電車の出雲大社前駅の駅舎を思い出させる建物です。

イメージ 1


ちなみに、前の記事で紹介した選鉱場跡との位置関係はこんな感じ。

イメージ 2


どちらも現役だった頃は全く違和感がなかったのでしょうが、
片や朽ち果て、片やそのままの姿を残し向き合って建っているのは
なんとも不思議な感じです。
ここにボンネットバスでも来たら、もう完全に昭和レトロの世界ですね。

イメージ 3


ちなみにこの建物、今は佐渡相川資料館として使われています。
ただ、あいにくこの日は休館日・・・って週末に休むなよと。

それにしても、佐渡の西側は日本海の寒い風が直に強く吹き付けるので、
あまりの寒さにそそくさと退散。

ちょうど時間はお昼時。佐渡の名物、B級グルメの「ぶつかりドン」・・・もとい、
「ぶりかつ丼」をなるものを探し、やってきたのは道路沿いのショッピングセンターが並ぶ
一角にあるお店。
注文して待つことしばし。やってきました。

イメージ 4


こちらが「ぶりかつ丼」。その名の通り、ぶりをかつ丼のようにしたものです。
正直どうなのかなぁ、せっかくなら刺身の方が・・・とも少し思っていたのですが、
これがなかなかどうして美味しい!
普通のサイズのものを食べたのですが、大盛りでも十分平らげちゃったかも。

さて、お腹が満たされたところで先を急ぎます。
つぎに向かったのは、「佐渡とき保護センター」。
はい、もうベタとしか言いようがない観光地ばかり回っています。

中に入ると、剥製がお出迎え。

イメージ 5


ここで「とき」が想像以上に小さい鳥であることを知ります。
昔はこんな剥製でも貴重だったんだろうなぁ、と。
(もちろん今も貴重ではあるのですが・・・)

しかし、今や本物が「復活」している時代。
もちろん、ここでも本物を見ることができます。
というわけで、いざゲージ(の近く)へ。

イメージ 6


うん・・・いる。
確かにいる・・・。
・・・いすぎる・・・。

これだけいると、貴重さがないというかなんというか・・・
(人間とは自分勝手なものです;笑)
いつの間にやら100羽以上もいるんだそうです。

おまけに鳥インフル対策で各地に分散させていたり
(多摩動物園にいるとは知らなかった・・・)、
自然界へも相当数放鳥されているんだそう
(自然界で生きていくのはなかなか厳しいようですが)。

そう聞くと、ますますはるばるやって来て会えた感動が薄れてしまいます(苦笑)
(何度も言いますが、人間とは自分勝手なものです;笑)

感動が薄れてしまう理由の一つに、警戒心が強く、間近で見られないということがあるかと。
そんな不満を解消すべく、今年の春から間近で見られる施設がオープンするんだそう。
原理は単純で、マジックミラーを設置し、
その目の前にある餌場を観察できるようにするんだそうですが、この建物がまた豪華。
人が近づかなくていいように、エサが池に自動的に放流されるんだそうです。
しかも、檻の中に自然界で生きていくために必要な小川とか畑とかまで再現する懲りよう。

しかも別の場所には、この建物の8倍とかいう広さの施設もあるんだそうです。
いやー、トキの待遇は正に別格なんですね。

ちなみに、この檻、既に完成していて、今は色違いのトキを間近で見ることができました。
世界には黒いトキもいるんですね~。

イメージ 7


ただ、やっぱりトキの羽の色は薄いピンクが似合いますし、美しい。
そうこうしている間に時間切れ。
佐渡を離れないといけない時間になってしまいました。
空港でレンタカーを返却し(空港に営業所がないので自分たちのためだけに
わざわざ相川の街からレンタカー屋さんが車で来ていました・・・)、
佐渡空港へ。今度は自分もセキュリティエリアの内側へ!

というわけで、いざ搭乗!

イメージ 8


そう、今回の佐渡訪問の最大の目的と言っても過言ではない、プロペラ機体験です。
ブログでは、あっさりと搭乗まで来てしまいましたが、ここまでのプロセスはプロペラ機ならでは。

具体的には、チェックインをすると、まずは手荷物検査。
X線がないので、係りの方が手探りで荷物の中を改めます。
それが終わると、今度は体重計に。
パイロットを含めても定員10名の飛行機。
座席はその便に搭乗する人の体重のバランスで決まります。
体重計には荷物を持ったまま乗るので(あくまで理由はコレ)、
ビックリするような値・・・

しばらくすると、座席が決まり、係りの方から搭乗券をもらいます。
これが、ゴム印で便名と日付が書いてある簡単なもの。

そして搭乗時刻になると、呼び出されますが、これも順番。
狭い飛行機、乗る順番も決まっているんです。
乗り方でいうと、車のドアのない後部座席に乗り込むのと同じような要領。
自分の席は最後の呼び出しでした。

イメージ 9


そして乗り口はここ。
プロペラと機体の間から中に入ります。

イメージ 10


そして、出発。
870mしかない滑走路ですが、その半分以上も余して離陸。
日ごろ乗っているジェット機からすると考えられない感覚です。

ちなみに自分の席はパイロットの直後の席。

イメージ 11


パイロットの動きも計器も丸見えです。
ちなみに、2列目~5列目が満席になると、
9人目の席はこのパイロットの横の席になります。
一度乗ってみたいよなぁ・・・ちなみにこの日の乗客は我々含めて5人ほどでした。

イメージ 12


佐渡を出ると、ひたすら日本海をまっすぐに進みます。
座席ポケットにあったフライトルートもこの通り。

イメージ 15


ちなみに、そのほかの案内はといえば・・・
出口ばかりの安全のしおりとか、

イメージ 16


電子機器利用に関する案内とか、

イメージ 13


が挟まっていました。
驚いたのは電子機器の利用ルール。
なんと、地上15mに達すれば使っていいんだとか。
15mって、ビル3階ぐらいですよ!
そんな高さ、離陸後2・3秒で達してしまいます。
有視界飛行ならではでしょうか。

しかし、小型の飛行機ゆえ風にあおられるあおられる。
右に揺れたり、左に揺れたり。ストンと突然落ちたり。
パイロットは当たり前のような顔をしていましたが、
乗り物酔いしやすい人は絶対アウトですね。

しかし、昔はプロペラ機しかなかったわけで・・・
飛行機の旅ってすごい快適になったんだなと実感します。

眼下には日本海。

イメージ 14


今日は比較的穏やかなようですね。
佐渡へ向かうジェットフォルトともすれ違いました。

イメージ 17


本来であれば、日本海が荒れ船が出航できないときの
代替交通としての役割を担えればよいのでしょうが、いかんせん小型のプロペラ機。
船がダメなときは、飛行機も欠航ということが欠航あるようで。
実はこの前日(自分が佐渡に渡った日)も、欠航になったんだそうです。
うーん、なかなか上手く行かないものですね。

そんなことを考えているうちに陸地が見えてきました。
佐渡を出てまだ15分ほど。
ジェットフォイル(65分)と比べても格段に短いのですが、
いかんせん新潟空港から市内がまで距離がある(25分)ので、
その面でもなかなか利がありません・・・

新潟県や佐渡島としてはどうにか維持したい路線でしょうが、
一度既存の航空会社が撤退したという経緯もありますし、
現在の運航会社である新日本航空もいつまで維持できるかといった印象を受けました。

そんな話はさておき、いよいよ新潟空港へアプローチです!

イメージ 18