海底の世界を見学した後は地上に出てみることに。
もちろん、歩いてなんていけません。
いや、いざ緊急事態になったら場合によっては歩かなければ行けないこともあるようなのですが、
なんせ、ここは海面下140m。記念館までの斜坑の長さが778mもあります。

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というわけで、文明の利器、ケーブルカーで地上を目指します。
その名は、もぐら号。これでも旅客用だそうで、貨物や職員用のものは別にあるんだとか。

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車内はこんな感じ。
よく山で見かけるケーブルカーと比較してもそんなに違和感がありません。
あえて違いを探すとすれば、若干サイズが小さいのと、座席の色柄が国鉄っぽいところでしょうか。

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そしていざ体験坑道駅を出発。

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発車するとすぐに前回の記事で紹介した、急勾配&急カーブが分岐線として見えてきます。
いや、それにしても、よくこんな勾配かつカーブを走れるなと。
線路は、自分が乗車した本線より長く、それも水平に続いているのですが、
ロープの長さや斜めの車体は問題にはならないのかな・・・いやはや不思議です。

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不思議と言えば、我々が乗ったケーブルカーなぜか同時に横の階段を歩き始める作業員(?)の方がいました。
警備のおじちゃんもなぜケーブルカーに乗らないのか不思議そうな顔。

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それもそのはず。延々とトンネル(=階段)が続きます。

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そして5分以上かけてようやく記念館駅に到着。

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ここにも風門があり、ケーブルカーが到着するとすぐに、しかしゆっくりと扉が閉まり始めます。

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これが完全に閉まるまで外への扉は開かない仕掛け。これも、防火対策の一環なんでしょうね~。

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ちなみに、このケーブルカー、しっかり時刻表に基づいて運転されています。
よく見ると、列車番号の数字が大きいものと小さいものがあり、どうやら定期列車と臨時列車があるようです。
従業員用の列車ももちろんあるのでしょうが、記念館のお客さんの入りを見ていると、
定期列車もいったいどこまで走っているのか怪しいところではありましたが。

何はともあれ、ここで青函トンネル記念館の見学です。

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記念館に入ると、まず目に入るのは大きな円形のモニュメント。
実はこれ、実際のトンネルの大きさなんだそう。さっきまで実物を見ていたはずなのにすごく大きく思えます。

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そしてその中を通り、右側に繋がる細長いモニュメントは、トンネル全体の形をあらわしているんだとか。

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昭和テイスト満載なのは否めませんが、そのほかにも当時の映像や模型があり、
比較的こじんまりとしているものの、なかなか興味深い(自分だからか・・・)展示内容です。
特にトンネルの構造を紹介するこちらの模型などは・・・

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車両がなんとも時代を感じるわけで。
この車両からいくつもの代替わりを経て、ようやくこの模型の姿が現実のものになるときが、
いよいよ近づいているんですね。一方で、この記念館や見学ツアーの将来はどうなりますでしょうか。

このほかにも、本坑(列車が走るところ)からとんでもなく離れたところまで、
補助用(?)の抗があることを知り、青函トンネルのスケールを知ることができました。

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ところで、この記念館は竜飛岬に位置しています。
竜飛岬となれば、階段国道で有名。
見学時間も十分ではないものの、施設がこじんまりとしているので、比較的余裕があったこともあり、
ならば行ってみたい!・・・と思ったものの、外は津軽海峡の冬の厳しさ。

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ガイドの方にも尋ねてみたものの、この陽気だったら地元でも外に出ないとのこと。
なかなか来られる場所ではないだけに行ってみたかったのですが、あえなく断念。
晴れていれば、往復徒歩で20分ほどで行ってこられる場所にあるようです。
仕方なく、休憩所で暖をとったりしているうちに、集合時間になったのでした。