市内に入った時は以前訪れたときとまったく変わらなかった宮古市街。
ただ、そのあとに出会ったのはあまりにも変わり果てた姿でした。
ただ、そのあとに出会ったのはあまりにも変わり果てた姿でした。
港を出て、向かったのは浄土ヶ浜。
その途中の光景。
その途中の光景。

初めて見た人であれば、ただの瓦礫置き場にしか見えないかもしれません。
でも8か月前に同じ場所から見た風景を今も鮮明に覚えている自分としては、
ただ目の前に広がる景色に驚くばかりです。
頭上だけでなく、目の前にも空。
でも8か月前に同じ場所から見た風景を今も鮮明に覚えている自分としては、
ただ目の前に広がる景色に驚くばかりです。
頭上だけでなく、目の前にも空。
ここには食堂が並んでいました。
今は一軒もありません。
今は一軒もありません。

残った建物も側面はめちゃめちゃ。
どの建物にも赤いスプレーで「解体願います」や連絡先が書かれています。
どの建物にも赤いスプレーで「解体願います」や連絡先が書かれています。

一方で、坂の上の住宅はそのままの姿を残しています。
この後もしばしば出くわす光景なのですが、「有」と「無」がこれほどまでに
端的に目の前に現れると、なんともいえない不思議な感覚に陥ります。
そしてこのわずかな高さが運命を分けたと思うと・・・
この後もしばしば出くわす光景なのですが、「有」と「無」がこれほどまでに
端的に目の前に現れると、なんともいえない不思議な感覚に陥ります。
そしてこのわずかな高さが運命を分けたと思うと・・・


街の入り口にあるガソリンスタンドもこの有様。
爆発などしなかったのが本当に不幸中の幸いといえるのでしょう。
爆発などしなかったのが本当に不幸中の幸いといえるのでしょう。

そしてたどり着いたのが浄土ヶ浜。
聞けば震災直後は相当な瓦礫が押し寄せたとのこと。
ようやく撤去が進んだものの、遊覧船は今も欠航中、お店も閉まっていました。
聞けば震災直後は相当な瓦礫が押し寄せたとのこと。
ようやく撤去が進んだものの、遊覧船は今も欠航中、お店も閉まっていました。

そんな中、インフォメーションセンターは営業中。
前回はトイレを借りただけですが、今回はめぐってみました。
すると中には「海の脅威」というコーナーが。
前回はトイレを借りただけですが、今回はめぐってみました。
すると中には「海の脅威」というコーナーが。

そのテレビの下には「ごめんなさい。東日本大震災以前の内容です」と一言。
流れる映像は今となっては何ともむなしいもの。
これだけ警鐘を鳴らしていたにも関わらず、あれだけの被害になってしまったわけですから。
流れる映像は今となっては何ともむなしいもの。
これだけ警鐘を鳴らしていたにも関わらず、あれだけの被害になってしまったわけですから。
そして浄土ヶ浜からは行きとは違う海側の道路を選択。
すると、入江の部分の街・・・があった場所を通過。
すると、入江の部分の街・・・があった場所を通過。

家が密集していただろうに。
今は更地です。
わずかに残った家もこの有様。
今は更地です。
わずかに残った家もこの有様。

そして基礎だけが残った家。

津波の威力をまざまざと教えてくれます。
その後は、宮古大橋を抜けて釜石を目指します。
その途中。
JR線の鉄橋を見つけました。
その途中。
JR線の鉄橋を見つけました。

お気づきでしょうか。
橋のほぼ半分がなくなってしまっています。
そして手前に目を向ければ、橋の上にあったはずのレールが川岸に。
橋のほぼ半分がなくなってしまっています。
そして手前に目を向ければ、橋の上にあったはずのレールが川岸に。

津波がレールを橋からはずしてしまったんです。
橋の付け根部分の線路はこんな感じ。
橋の付け根部分の線路はこんな感じ。

下を走る道路の邪魔となるため、レールが一部撤去されていましたが、
震災直後は垂れ下がっていたのでしょう。
震災直後は垂れ下がっていたのでしょう。
橋の上に線路はありません。

反対を向けば、自然に曲がったレール。
ただ、線路を支える砂利が線路の下にはありません。
写真左に見える鉄の棒、本当はここに線路があったのですが・・・
ただ、線路を支える砂利が線路の下にはありません。
写真左に見える鉄の棒、本当はここに線路があったのですが・・・

ちなみに曲がったレールと川に落ちたレールの関係はこんな感じ。
よく見ると、黄色い高さ制限用の門の右端にレールが当たった痕跡がありますね。
よく見ると、黄色い高さ制限用の門の右端にレールが当たった痕跡がありますね。

ところで流された橋梁。てっきり既に撤去されているものと思っていました。
しかし、友人がはるか上流に1組見つけたんです。
その距離をあらわすのがこちら。
しかし、友人がはるか上流に1組見つけたんです。
その距離をあらわすのがこちら。

どこにあるかお分かりいただけますでしょうか?
実は左側にあるガス管(?)の橋のさらに上流まで流されていたんです。
アップにしてみると・・・
実は左側にあるガス管(?)の橋のさらに上流まで流されていたんです。
アップにしてみると・・・

ここまで流されたようです。
ちょうど列車が走っていなくてよかったと思う一方、これほどまでに自然に対しては無力かと思うと、
これからどうして行くべきかを考える上で大きな示唆を与えてくれているように思えてなりませんでした。
ちょうど列車が走っていなくてよかったと思う一方、これほどまでに自然に対しては無力かと思うと、
これからどうして行くべきかを考える上で大きな示唆を与えてくれているように思えてなりませんでした。