民主優勢が当初から言われ続けていたなかの40日の長い選挙戦。
選挙期間中の「優勢」はときに「劣勢」にもなりうるものですが、
ふたを開けてみれば結局下馬評通りの結果に。

BBCのサイトではトップで麻生・鳩山の人物像についてまで
特集が組まれていたのが、なんとも印象的でした。
(タイトルはBBCが選挙後最初に伝えたニュースのタイトルです。
ちなみに余談ながらBBCのサイトには、「Cartoon campaigning
(New tricks as Japan election looms)」なんて記事もあったり(笑))

なにはともあれ、野党の過半数割れや与党の2/3割れという結果にならなかったのは
よかったな、と。そんなことになったら、参議院で野党が過半数を占めている以上、
日本の国政は完全に停滞してしまいかねないですからね
(ドイツみたいに大連立・・・という話になったのやも知れませんが。。。)

ところで、自民と民主の獲得数を見てみると、
ちょうど4年前の衆議院選挙の白と黒が逆転したともいえる結果。
あの時は「郵政選挙」なんて呼ばれていましたが、今回は「政権選択選挙」。
他にも争点とすべき課題が日本には数多くあるはずではないでしょうか。
選挙結果ともども、あまりにも単純化されすぎているような気がしてなりません。

しかし、「政権選択」とは民主もうまく出たものです。
4年前、国民が「郵政自民党」に「YES」の判断を下したものの、
その後の迷走ぶりは皆さんの知るところ。
公約を貫きとおさなかったことが今回の惨敗につながったとも考えられます。

では今回民主党が掲げた「政権選択」はどうか。
そう、すでに公約を実現してしまったんです。
もちろん、マニフェストではこのほかにも多くの「公約」を掲げています。
(個人的には「マニフェスト」という言葉自体、あまり好きではないのですが・・・
なぜ「公約」ではいけないのでしょうか。)
(公約の賛否はともかく)約束した以上、実現していく責任が民主党にはありますが、
最大の責任はすでに選挙結果が出た時に果たしてしまったといえるのではないでしょうか。
そんな民主党には大きな惧れすら感じます。

なにはともあれ、これからの民主政権は今朝の日経に、とある官僚の発言として
取り上げられていた通り、「壮大な社会実験」だと思います。
これから最大4年間、民主党を中心とした壮大な社会実験の実験結果はどうなのか。
有権者もしっかりと見極めなければいけないのでしょう。
そして来年の参議院選挙で最初の審判を下す必要があるのだと思います。

て珍しく日本の政治に世界の注目が集まっているのですから、
ぜひ世界に恥じない政治をしてもらいたいものです。

しかし、4年前「自民党をぶっ壊す」と言った人の息子が「自民党を立て直さなければならない」とか、
民主党の比例代表のおこぼれで当選した自民党の候補者が当選を知って喜んだとか、
一昨日まであんなに騒がしかった駅前に今日は誰もいなかったりとか・・・
(決して自民党に限ったわけではなく)やっぱり日本の政治って大丈夫なのかなぁ~。。。