そして山頂から下山へと向かう

案内の矢印に従い突き進む
つい先程まで他に人がいて
話し声もしていたはずなのに
ふと気づくと
人の気配も話し声も聞こえなくなる

山の中でただ一人
こんなにも不安になり
人の有り難さ
人がいないことの恐怖感を痛感し

人にやっと会えた時
ほっと安堵し
心から挨拶をかわす
こんなにも嬉しいものなのかと
身に染みた


無事に下山することができ
ちょっと足ひねっちゃったかなー
と思った瞬間もあったが
痛みが続くこともなく

守られていることに
感謝する