高齢者の介護施設に勤めていて思うこと

家や家族から切り離され
社会とも切り離され

今までつちかってきた生き様からも
切り離され

知らない場所で
知らない人々と共に
生活を強いられる

施設のルールで
施設の生活リズムに合わせて
表向きは綺麗ごとを言いつつも
その人の理想とはかけ離れている

この人たちが歩んできた旅路の終末が
このありようと思うと虚しさを感じる

みな「家に帰りたい」と話されも
叶えられない虚しさが残る