高齢者施設での介護を
通して思うこと

高齢者施設へ入られて来られる方々
多くは大病を乗り越えて
でも自宅に帰るには難題が残り
やむおえず家族の決断にて
入って来られる

そこに本人の意思はなく
常に
帰りたい
帰る家があるのに
ここはどこなの?
知らない場所
の押し問答が繰り返される

せっかく
大病を乗り越え
生き延びられたのに…
今までつちかってきた
つめ跡が泡のように消えて
終末を過ごす日々
他人ごとながら
虚しさを感じてしまう

もちろん家族も
やむに止まれず入れるのだろうけれど
そういう場所があって助かる
ということも理解できるけれど

もし自分の家族を入れるとなったら
自分が入る立場になったらと思うと
やっぱり入りたくないなーと
思ってしまう

何かいい方法はないものだろうか…