Essen und Singen 中年になってからの声楽お勉強 -4ページ目

Essen und Singen 中年になってからの声楽お勉強

30で始めた合唱をきっかけに声楽をかじり始め、既に十数年。一向に上達しないのに熱は冷めるどころか、ますますのめり込む。気がつけば結構な時間とエネルギー(とお金)費やし、パートタイムながら音大生になってしまった。せめて記録をつけておこうかと。

8月の間は学校の練習室解放時間が短縮され、平日も週末も早朝深夜の時間帯は閉まってしまう。このため仕事帰り、夜8時、9時にふらっと立ち寄り声を出す、というのができない。授業がある日に早朝から学校に行って部屋を確保し、授業の合間に気ままに声出しや練習、というのもできないし、そもそも実技レッスンがおやすみ。


はい、ここまで言い訳…


そんなこんなで、週1の合唱以外、全然フルボイスで歌っていないままに8月が過ぎ、早9月。今週からレッスンが 再開された。 
フルボイスで歌っていなくてマズイな〜とは思いつつ、毎日自分なりに出来ることはやっていた。G大講座で教わった頭声の出し方(脳神経使って声を出す)とか、ドイツ語ディクションの復習とか、それを応用して、あと先日書いた母音発音練習も…
地道ながら、こういうことを意識して丁寧にやると、響きが少し明るくなり、声も出しやすくなるのがわかって、これはこれで一定の効果はある。こういう意識と作業を常に手放さずに集中して歌えるようになったらいいんじゃないかなと思えたり、自分としては、それなりに気付きが得られる期間でもあった。
でも、大きな声を出さないで、時間をかけずちゃちゃっと基礎練、みたいなことしかしていなかったせいで、歌の持久力が衰えてしまったみたい。一昨日のレッスンでは、喉が1時間もたず…始まって40分くらいで、声がかすれがちになり、息が抜けて全然歌えなくなってしまっていた😱 

この状態、以前はたまになっていた。特に高い音域を連続して出したあと、低いところを歌おうとすると全く使いモノにならない。喉の使い方が悪いのと、これまで殆ど使っていなかった高音域との行き来にカラダも喉も慣れていないせいだと思う。一度こうなってしまうと、声を出さずにしばらく待つしかない。20分もすると自然にまた歌えるようになるけど、それまではうがいも咳払いも、水を飲んでも効果なし。
最近はこの事象、かなり回避できるようになっていたのに、1ヶ月ろくに歌わずに過ごして、また元に戻ってしまったらしい。
けれど、レッスンの最後の15分、明らかにフガフガと変な声で歌ってるのに、師匠は何も言わずに止めてくれなかったので最後まで歌い通すしかなく、終わっても声に関しては特にフィードバックもなし。このことから考えるに、師匠的にはこれは声が一時的にひっくり返る程度のアクシデントで、慣れで回避すべきだと考えている気がする。

若いアスリートでさえ、1日サボると取り戻すのに3日かかる、なんていうくらいだから、経験もテクニックもないアラフィフおばちゃんには、この1ヶ月のサボりのダメージを取り戻すのには相当な時間がかかるんだろうな…。でもまあ、レッスン以外で私がひとりで1時間歌い続けることなんてないし、試験や本番で歌ってもせいぜい10分だから、まあいっか。
あまり深刻にならず、徐々に歌い込みながら、慣れで回避するテクニックを研究していくことにする。

さて、明日から遅い夏休みに突入します。 
久しぶりの飛行機!



 
学校のオトナ学生チーム先輩ソプラノさん(私より歳下だけどすでにプロで活躍中)に発声の相談をしていて、母音を言う時の正しい舌の位置、口のあけかたを徹底した方がいい、というアドバイスをいただき、遅ればせながら、舌の位置を合わせる練習を開始。今までも教わることはあったけど、舌を自分の意思通りに動かすのが苦手で、これまでずっと放置していた。でも、やっぱりこの先色々な問題を 解決するには母音は避けて通れない。

鏡に向かってa、e、i、o、uを色々な順番で言う毎日。いつでも、どこでも、この5つの母音を出す時には舌は同じ位置にあって、口は同じように開いているようになるのが目標。これなら家で深夜早朝にもできる(つい声が大きくなるけど)のでありがたい。
単独での母音練習のあと、歌の歌詞を母音読みしたり、いろんな単語を言ってみる。

この時の練習ワードが、なぜかアメリカの地名。
マイアミ
フロリダ
テキサス 
ラスベガス
  
以前声楽家の方がどこかで、発声練習のとき、母音の響きを整えるために「マイアミー」 と大声で言っている、と 書いていらしたので、それを真似して採用し、マイアミにはない母音もカバーするため他の地名も追加してみた。
母音練習なので、日本語カタカナ読みで母音をしっかり作る。深夜に鏡を見ながら真剣に「マイアミー」「テキサスー」と結構な音量で何回も言っているのは傍目から見たら(聞いたら)結構なホラーに違いないと思うけど、こっちは真剣。少しずつだけど、響きの違いがわかってきた。


昨日はお昼から特急あずさで松本へ。
セイジオザワ松本フェスティバル初日、「リートデュオ」のコンサートを聴いてきた。


特急車内にも松本の駅や市内あちこちに音楽祭のバナーやポスターが飾られて華やかにお祭ムード。緑に囲まれた素敵なホールの最寄り駅の看板にはト音記号。

コンサートは、白井光子先生を講師に音楽祭開催前に志賀高原で行われていた室内楽勉強会の成果発表とし行われ、男女3名ずつの若い歌手がそれぞれのピアニストさんと15分くらいずつのプログラムを構成して順に演奏するというスタイル。
「リート」という言葉からドイツリートのコンサートだと思いこんで行ったら、ドイツリートだけでなく、日本歌曲や 韓国語歌曲も歌われる、バラエティに富んだプログラムでとても楽しかった。リートデュオという言葉はあまり聞かないけど、ピアノと歌い手のデュオ、という意味らしい。
ピア二ストと歌手が歌曲という室内楽のユニットとして、一緒に受講してプログラムを作り上げるのがこの勉強会の趣旨ということみたい。今日演奏した6組、それぞれにペアとしての個性が出ていて素晴らしく、勉強会ならではの、普段なかなか聴かれないような珍しい曲がたくさん聴けて、大満足の時間だった。特に最後の組のシューマンは圧巻だった。

素敵な歌を堪能したあとは、市内に戻り、中町で散歩をして栗あんみつで一息ついて帰りのあずさに乗車。5時間足らずの滞在だったけど、松本はやっぱり素敵な街だ。