あれ、気のせいかな、と思い、角度や下げ方を変えて色々試してみる。と、顎の下げ方、口の開け方によって声がどんどん変わる。そして、今まで苦労していた高音も俄然出しやすくなってきた。すごい、すごい。ひたすら顎を下げる、を意識しただけでこんなに変わるのか〜。
と、シミオナートの映像がヒントになって得られた思いがけない突破口に気を良くしたものの、顎を下げつづける、あるいは、正しく下げる、のを意識しすぎるとそれはそれで歌いにくくなるのも事実。気を緩めると下げ方が中途半端になってしまうし、そうするもてきめんに声が変わる。かといって、ムキになって顎を下げ続けることばかり考えてると、言葉がクリアじゃなくなったり、音程が悪くなってしまう。顎を下げて空間を確保することで得られるボリュームと響きを最大限に活用するには、顎を下げたフォームの慣れと技術が必要、一朝一夕には会得できない。。なんてまあ、当たり前か。
何かの拍子にフォームがはまるのか、びっくりするようなボリュームできれいに響きがついた声が出て有頂天になったり、でも録音してみると全然でピッチが落ちすぎてスケールさえ正しく歌えてないのに失望したり、と浮き沈み激しく一喜一憂したあとに迎えた先週のレッスン。一通りの発声をしたあとに先生が、「今日は口を下にしっかりあけてるからか、声が全然違うよ」と言ってくださった。うおー、自分では全く実感できてなかったけど、顎下げ練習?の効果が多少は出ていたのかな?
先生から、こんなにはっきりとポジティブなコメントを頂いたことはなかったのでとってもとっても嬉しかった。
考えてみると、O先生は前から口を開けてー、顎下げてー引いてー、ってずーっとずっーとおっしゃってたので、この時、飲み込みのわるい私がようやく自分の言ってることを理解したか…と思ってくださったかもしれない。もちろんそういうことなんだけど、そのとき私は誉めていただいた嬉しさに舞い上がってしまい、先生に向かって授業で見たシミオナートの映像でね…と、自分の気づき体験を偉そうに話してしまっていたのでした😓
人の良い先生は、「へえ、それで開眼したのかー」「シミオナートいい声だからねー」などと返してくださったが、いま冷静に振り返ると、私はなんと失礼、というか、軽薄な態度をとっていたことか…💦
ほんとにもう、せんせいごめんなさい…
けれどそのあと先生の逆襲、…なんてそんなつもりはないだろうけど、顎に意識が行くようになったのなら、と、非常に細かい、顎の開け方、下げ方、のダメ出しが始まった。闇雲に下げるだけではなく、常に正しいフォームで顎を動かして口の中の空間をつくるため。下げる方向、口の幅、どこに力が入ってどこに力が入らないか…等々。センスがないので理屈優先で考える私はもう、最後には顎とか口のことばかり考えすぎてしまって歌えなくなるくらい💦 その日はそれでレッスン終了したが、
その後も模索が続いている。
結果として私の発声はいますごい解体作業中。課題はフォームの維持。時間にも、音の高低にも負けずに正しい響きで歌い続けること。
2月の学年末試験、そしてその予行を兼ねた年末の門下発表会の準備も始まっていて、細かい表現とか暗譜とか、そういう作業もしなきゃいけないのだけど、それよりも、こっちが優先。連日の乾燥注意報に負けずにがんばるしかない‼︎