このときも母はどれだけ怖かっただろう。
母が自宅に一人の時、トイレで腸が出てきてしまいました。
2018年12月
父は外出中、母からの電話で慌てて戻り、病院に連絡をとって急いで連れて来たとのこと。
これから手術になると連絡を受けた私も病院に行きました。
病院に着くと、母はもう手術に向かっていて、
「今回はもう目が覚めない気がする」と言っていたと、父が心配そうに話しました。
手術を待っている間、私はネットで同じ症例に関する文献を見つけ、
死亡したとかは書かれていないし、一部の症例で小腸部分切除とあったけど、
ほとんどが小腸還納、膣断端閉鎖と書いてあり、
きっと大丈夫と
割と落ち着いていた気がします。
小腸が何十センチも出てくるなんて想像もしていなかった...
恐らく術後の経過が良くてもこうなることが、ごく稀にあるということ。
母の場合は術後が塞がっていない状態だと私も聞いていたから、早く調べてこうなることも想定して、
いつも便秘がちの母にお腹に力を入れないよう注意しておけば良かったなと思いました。
幸い無事に手術は終わり、
小腸は壊死などはなくそのまま戻せたこと。
抗癌剤の影響もあり組織がとてももろくなっていて縫合に苦労したこと。
また起こってしまう可能性もあることを説明されました。
この手術の2週間ほどでTC療法を再開して退院。
その年のお正月も自宅で迎えることが出来ました。