TC療法を11コース施行した後に、手術を行う方針となっていた2018年秋。
腫瘍マーカーの中で、CEAの値が徐々に上がり始めていました。
2018年6月 → 9月 → 10月
CEA 7.2 14.9 19.5
CA19-9 9.8 12.4 11.7
CA125 23.5 19.1 19.6
CEAは大腸癌や胃がんなどの消化器疾患でも上昇するので、その可能性を否定するために胃カメラと大腸カメラを行いましたが、異常は認められませんでした。
2018年10月 MRI
結果は、、
『 骨盤:子宮内腔から頸部に腫瘍の残存がみられます。
子宮の辺縁は平滑で子宮旁組織への浸潤はなさそうです。
L4、L5椎体の圧迫骨折があり、転移による病的骨折の可能性があります。
リンパ節腫大(-)
子宮傍組織浸潤評価→子宮腫瘍部は縮小傾向で子宮傍組織への浸潤はなさそうです。』
翌月に「子宮全摘術+両側付属器切除術」を行うことが決まりました。
手術前に、CEA上昇の原因となるような新たな悪い箇所がないかはっきりさせたいと思い、手術の2日前にしか予約が取れなかったけれど、別の病院でPETも受けることになりました。
写真を見ると、母を呼んで一緒に上の子たちの誕生会をしたりしているけれど、どんな話をしていたか、、、
この頃のことをあまり覚えていません。
仕事は休みになったけれど、末っ子が産まれたことで、フットワークは重くなり、頻繁に病院や実家に行くことも難しくなっていました。
愛猫が病気になり亡くなったり、家事と保育園の送迎と赤ちゃんのお世話と、、、と、
とにかく毎日をやり過ごすのに必死でした。
ただ、
着ることがないからいらないという私に、一つは持っておきなさいと、母が買ってくれた着物を
100日祝いの時に初めて着たとき、喜んでくれたことを覚えています。
着物姿を見せる機会がもうないかもしれない。
だから着ておこう。
そう思ったことは現実となってしまいました。