それから思いつくのは京野菜の漬物とか。
後、よーじ屋のあぶらとり紙とかね。
私が若い頃は西陣織の小袋に入った匂い袋なんかは定番のお土産だったけれど、今はどうなんでしょうか。
先日、京都に所用があって出かけた義母からお土産を頂きました。
時間がなくて駅で買い求めたのだと言っていましたが、お菓子です。
でもそのパッケージを見て、洒落ているなと思いました。

中身はは栗あんの桃山です。
お菓子の名前がいかにも京都って感じがしませんか。
千利休の心。

で、形がこんなお釜の形。
ケーキも美しさがとっても大事なことだと思うのです。
だけど和菓子も、「まあ」というような心を動かすものがあることが大事だと思いませんか。
そして包装紙を止めてあったシールが

これなんです。
なんとことごとく美しい。まさに利休の心だなあと私は思いました。
「へえ」と言ったらそれで終わり。
「美味しいね。」と頂いたら、それでいいとは思うのです。
でも、作った人は頑張ったなあと感じることが出来、さらに楽しいおやつ時間になりました。
ちなみに最近のケーキの中にはやたら美しさばかりで、その美しさで美味しいと錯覚させるものもあるけれど、自分の舌を信じるならば、がっかりというのもかなり多いなとつい最近思ったばかりです。