私が今年始めたことのひとつに、公民館でシルバーの方が集いあって歌うというイベントのお手伝いがあります。
椅子を出したり受付をやったりとお仕事も少々ありますが、楽しみなのはご一緒に歌えることだと思います。
このイベントはすこぶる好評で、いつもたくさんの方が参加されます。
100人近くの方々とピアノの伴奏で歌うのは、カラオケとはまた違った良さがあると思います。
その方々の感想の中には、
「このイベントがいつまでも続きますように」というのもあって、ワタクシもすこぶる共鳴する所です。
このイベントで私個人が気に入ってることは、その選曲です。
対象が一応シルバーの方が中心なので、ちょっと知らない曲もあるのです。
この前などは秋の曲というので「もずは枯れ木で」というのを自分でリクエストしたのに、歌ってみると歌えるのは最初だけだったということが分かりました。
この歌の歌詞は、昔から知っていたのです。
思わず涙が溢れるような寂しい悲しい詩なのです。
何気ない夜の農家の日常の風景。みんな同じ。だけれど足りないものがあるのです。それは戦争に行った兄の姿ー。
もずは枯れ木で寒いと鳴く。だけど満州に行った兄ちゃんはもっと寒いに違いないと離れた家族を想っている歌なのです。
やっぱりいい歌です。
ちゃんと歌えるようになりたいけれど、来月選んでくださるかは分からないというのも楽しみな部分かもしれません。
前回、9月4日の歌った曲の中に「いつでも夢を」というのがありました。
リクエストにもあって、たまたま選曲している時にドラマの「あまちゃん」 で橋幸夫さんが出てきたところだったのですって。
この歌もさわりのところしか知らなかった私。
でもこの歌詞を読んで、なんかとっても勇気づけられました。
だからこの曲が「あまちゃん」に採用されたかもしれないなと思ってしまいました。
このことも含めて音楽と「あまちゃん」について別ブログに記事を書きました。
もし良かったらそちらにもお立ち寄りください。
「歌の力 #あまちゃん
」