WIRED (Dec. 2000)

 

「あなた方にこれが可能かどうか、僕にはまるで分からない」とネスミスは言い切り、口論やもしかしたら喧嘩さえ起きるかもしれないと警告までした。1990年の会議では2人の参加者がフィデル・カストロ(訳注:キューバ革命の指導者)について激しく口論したため、グループ全員が退室してしまった、と付け加えた。彼は簡単な議題から始め(「『動物には優しく』とか、『熟した果物が一番』といった単純なものかもしれない」)、徐々に難しい問題に進む事を推奨する。

 
「同じ力量と思考レベルを持つ5人の人間がある事柄について同意する、というアイデアには大きな意味がある」と語る彼の言葉は、頭脳たちに最大限の力を発揮させる刺激を与える。「大切なのはやってみる事だ」と彼は締めくくった。
 
人工1246人の町ナムベへの道はポホアキ・プエブロ(訳注:ネイティブ・アメリカンの居住区)を通り抜け、ロスアラモス国立研究所とチャビー・チェッカーが演奏しているカジノへの分岐点を通り過ぎる。ハイウェイを降りて、未舗装の曲がりくねった道路を数マイル進むと、サングレ・デ・クリスト山脈を背にした牧場カーサ・ネズが現れた。私は参加者たちに先んじようと、金曜日の朝、夕方の開会セレモニーよりかなり早く到着した。