WIRED (Dec. 2000)

 
確かに、ニュースメディアはゴー・ゴー・ブーツにこびり付いたガムのように、ネスミスのモンキーズらしさにこだわっている。ネズがMTVの発案に貢献した事、小説を出版したりホームビデオ販売事業の先駆けとなった事、モンキーズ以降にアルバムを12枚発表している事、「レポマン」のようなカルト映画の名作をプロデュースした事は気にもとめない。そしてまた、ネスミスが億万長者のロックスターのように見栄を張って自己中心的になれたにも関わらず、修正液リキッドペーパーの発明者である、彼の母親ベット・グラハムの慈善活動の意思を継いでいる事も全く意に介さない。
 
いや、記者たちは母親という部分以外、ネスミスの本当の功績には関心がないのだ。報道陣に入室を許可したら、彼らは何を質問するだろうか?ネスミスが今でも元類人猿のデイビー・ジョーンズ、ピーター・トーク、ミッキー・ドレンツと連絡を取っているかどうか、とか?見出しの言葉遊びなんて誰が望んでる?「ネスミスはもう猿みたいにふざけたりしない」とか、「ヘイ、ヘイ、元モンキーが小説家に」とか。
 
ヘイ、ヘイ、頭脳たちが待っている。