夏ですね。
去年の撮影から一年が経とうとしています。
以前にも書いたとおり、この作品は昭和29年の設定なので、小道具集めに苦労しました。
扇風機もそのひとつ。
もう十数年仲良くさせていただいている東京町田市の古本屋(現在はネット販売のみ)ジャバーウォックさんから提供していただいたものです。
羽根がプラスチック樹脂製で、三菱のプレートも透明プラが用いられていることから、昭和30年代に入ってからのものの可能性は否めないのですが、厳密な年代は特定できず。
しかし似た型の製品は20年代から存在したはずで、アップにならなければ判別できないだろうとの判断から劇中に使用。
ぎりぎりセーフってところでしょうか。
ま、映画なんて、そんな瑣末なところを厳密に検証するより、雰囲気に合っている方が重要ですし。
そんなわけで登場してもらった扇風機ですが、どちらにしても製造から半世紀が過ぎているであろうことは疑いなく、首振りや回転数の強弱が調整できなくなってはいますが、驚くほど元気に稼動してくれました。
そして、今年からは拙宅のリビングで活躍してくれています。
じつは毎年夏になると、今年こそは扇風機を買おうと思いつつ、欲しいと思えるデザインのものに出会えないまま買わずにいたのですが、これはかなり気に入っています。
金属製でありながらやわらかな印象を与える涙滴型の土台に爽やかな青磁色。無骨さとスタイリッシュさが同居したような、レトロフューチャーな格好良ささえ感じるのですが、ちょっと褒めすぎでしょうか?
モーターが焼き切れないかと心配になる程の高速回転がちょっと怖いけど、昔の家電は丈夫で長持ちというのは本当ですね。
下の画像は劇中の活躍ぶりです。

