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野村忠弘の監督ブログ

映画『海竜を見た日』の制作秘話やオンタイム情報。

前回書いたとおりこの作品では、昭和29年の暮らしを再現するため、いろんな方々の協力で、小道具や衣裳を集めました。
今回はその一部を紹介します。

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宗太の文机まわり。
文机は丸亀のリサイクルショップ木沢村さんから、ライトは宗太の祖父役の廣田さんのお知り合いから、宗太の学帽はスタッフ片山さんのお知り合いから、本は僕の知り合いのライター幕田さんから、というように、いろんなところから持ち寄ったもので構成されています。
ちなみにライトは、図書館の受付、お母さんの病室にも登場。
使い回しは低予算映画の基本です!

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草履と野球用具。
草履は島の漁師役 奥村さんのお母様の手作り。役者のサイズに合わせて何足も作ってくれました。
布グローブも茨城で子育てしながら手芸品を手がける知り合いのさいとうさんが、写真資料を手がかりに見よう見まねで作ってくれた手作りです。
バットは廣田さんが既製品を加工してくれました。

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夏のお話なので、是非とも欲しかった扇風機。
これは、僕の過去作品でロケに使わせてもらったりもした、東京都町田市の古本屋ジャバーウォック(現在はネット販売のみ)の店長さんからいただきました。
なんと店長さん自ら修理したそうで、ちゃんと動きます。
異常にプロペラの回転が速いハイパワータイプに生まれ変わってました(笑)

2013.2.30追記
この扇風機、店長さんは「ブンブン丸」って呼んでたらしい。
お借りするつもりがいただいてしまったので、今年の夏からはうちで活躍してもらおうかな。

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カメラはうちの祖父が使っていたCanonで、底面には“MADE IN OCCUPIED JAPAN”(占領下の日本製)の文字が!
実家で見つけて、持ってきました。
作劇上、演出上、面白い使われ方をするアイテムです。

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ロケハンでふらっと立ち寄った、丸亀商店街の休憩所となっている秋寅商店さんに飾ってあったラジオ。
商工会議所経由でお願いしてお借りしました。
じつは部品がばらばらだったのですが、スタッフの太田くんが組み立ててくれました。

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高松市の奥村さん宅からお借りした着物や籠、ムシロなど。
もう何十年も足を踏み入れたことがないという納屋の二階から発掘(!)したのですが、こういうものが雰囲気作りにすごく役立ちました。

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そして、これが究極!
県内でクラシックカーを所有されている藤澤さんが運んで来てくださったオースチンです。
ちゃんとナンバーも取得されていて、もちろん公道も走れます。
走っているショットも撮りたかったのですが、時間の都合で断念。
図書館前のシーンに登場していますが、これが一台停まっているだけで、画面の説得力がぐっと上がります。
ちなみに運転手役は所有者の藤澤さんにお願いしました。

ほかにも苦労して探した小道具や衣裳はいっぱいあるんですが、きりがないのでこのへんで。
ご提供、ご協力いただいた皆さん、ほんとにありがとうございました!