396 小島信夫の死 | 笑馬の馬券(ミスターシービーのように)

396 小島信夫の死

第3の新人群といえば吉行淳之介や安岡章太郎、遠藤周作などだろう。もちろん小島信夫もその重要な人物で、文学部の日本文学史の学生でこの世代の作家を研究するなら、もしかしたら格好の人かもしれない。


小島ほど作家に似合う人はいない、そして当時としては漸進的で、その作品や生涯にわたって書いた作品はその存在を十分に示すものとなっているとおもう。


そして小島信夫の代表作は、「抱擁家族」である。


ここで抱擁家族を述べないが、この小説は衝撃的である。


作家とはこうあってもいいのか、とわたしはおもった。私が中学生のときから読んでおそらく漏れのないだろう武者小路実篤との対比を考えた。


かれは彼、かれは彼、である。