157 河上肇の独り言 | 笑馬の馬券(ミスターシービーのように)

157 河上肇の独り言

私は牢の中で  便器に腰かけて  麦飯を食ふ。

別にひとを羨むでもなく  また自分をかなしむでもなしに。

勿論こゝからは  一日も早く出たいが、

しかし私の生涯は  外にゐる旧友の誰のとも  取り替へたいとは思はない

       

(河上肇)