終点で降りて次のバスを探します。あのバスらしい!!と急いで乗り込むも、お弁当食べるから待っててね~、と言われてしばらくバスの中で缶詰状態。この時点で12時15分。きっちりランチタイムでした。
同乗者も何か文句を言いたそうな様子になった頃運転手さんが戻って来て出発。向かったのはこちらの山水客。歩いても行けない事はありませんが結構遠いです。こちらは猫空駅を出て左方向に下ります。
バス通りの看板から横に逸れて更に下り坂を歩いて、見えて来ました赤い山門。こちらはニーハオと声をかけると直ぐに女主人が顔を出して好きな所にどうぞ、と言ってくれました。私の定席(勝手に決めています)はマウンテンビューの東屋群の一番奥。ここが静かで落ち着きます。
最初は女主人に煎れていただきます。手際よくジャバジャバと煎れるのですがそれがまた美味しいのです。台北市内の茶藝館のような上品なセッティングはありませんが、日常のお茶、といった感じ。
後はごゆっくり、とお湯がいっぱい入った大きなヤカンを置いていきました。このお湯をテーブルの湯沸かしポットに移して、いつでも熱々のお茶が煎れられます。お湯がなくなったら給湯所に自分で取りにいくらしいのですが、ひとりではこのヤカンで十分です。
これは本当に絵になる風景です。作家ものや逸品ではないのでしょうが、使い込んだいい色つやをしています。私の茶壺もここまで育てたいな。
目の前には、文旦がたわわに実っています。やはりシーズンなのですね。すぐ側の梢では尾の長い鳥が数羽、鳴きながら飛び交っています。ここでゆっくり、お茶を飲んで食事をして、ノートの整理をして、ああ極楽、極楽。
お茶をたくさんいただいてトイレに行きたくなったのでお庭を散策もかねてブラブラ。トイレは東屋から売店を挟んで反対側にあります。こちら側は広々としたウッドデッキのテーブル席でちょっとモダンな感じ。展望の良いシティビューです。
いつ来ても(たった三回ですが)他にお客さんはいません。大丈夫なのかな、とちょっと心配になりますがこの静けさが好きなので気にしない事にしよう。
今日のワンコ。
初めてこの山水客を訪れたときのきっかけはこの黒いワンコでした。小雨の降る道を、ある有名茶藝店を探して歩いていたときの事。時々黒いワンコが私の前に現れます。いなくなっても角を曲がるとまた黒いワンコ。山水客の看板の下にはまたまた黒いワンコがいてとことこ坂を下っていきました。黒いワンコが気になっていた私は思わず付いていきました。ワンコは時振り返りながら私の前を歩いていました。そこに現れたのがあの赤い山門でした。それ以来ここがお気に入り。最初の目的の有名茶藝店にはまだ行っていません。
後で分かったのですがこの付近の犬はみんな黒いワンコらしい。私がみたのは一匹のワンコではなく偶然いろんなワンコを見かけたのでした。みんな放し飼いです。山水客の黒いワンコは門の付近で客の道案内をしていたようで、家族と言ったときも先導してくれました。